ダイエットは基本的に長期戦です。
短くても2ヶ月、長いと半年程度の長期戦です。

というのも…体ってよくできていましてですね、
「よくも悪くも、体が急激に変化しないようにキープする機能がある」
「目標が数キロであっても、元々痩せている人なら、その数キロがしんどい。大きく太っている人は痩せるのも早い反面、健康になれる体重までが果てしない」
という人体がダイエットするようにできてないからです。

だから、ダイエットは時間をかけてゆっくり変わっていかないといけないわけですね！

そこで、ダイエット自体の強度に関わらず、
「とりあえずダイエットを続ける」
というのが、最強のダイエット手法です。

痩せ方を考える時には「それ3週間続けられますか？」と自分に問いかけてみた方がいい

「それ、3週間続けられる？」
私がもし誰かのダイエットを応援するとしたら、プランを一通り聞いた後に、こう聞き返します。

少し極端ですが…「毎日10キロ走る」という目標を立てたとしましょう？

10キロ走るのは、早い人で40分と言われてます。
慣れてない人なら走るだけで7,80分。
さらにシャワー浴びたり、息整えたりして2時間使うことになるでしょう。

1日で1〜2時間作るのは、大人だとけっこう大変です。
忙しい人は時間の確保が大変だし、忙しくない人でも意思をもって続けるのは大変です。

能力・やる気の観点から見えれば、10キロ走るのはすごいことです。
別に好きな方法で痩せたらいいし、したいダイエットをしたらいいです。

ただ、ダイエットの美味しいところは
「3週間続いた後に、再び体重が減少して大きな変化をもたらした時」
にこそ、でてきます。

そのため、最初の3週間でやめちゃうダイエットはオススメできません。

だから、やる気や強い意志を持っていたとしても
「10キロ走って痩せないとダメ」
「毎日サバ缶とサラダしか食べない」
みたいな目的と手段が入れ替わった状態は避けた方が良い。

「やるな」とはいいません。
ただ、あくまでも目的は続けることですから…
「10キロ走れない雨の日や、怪我したときのことも考えておくんだよ」
「サバ缶とサラダに飽きたら、美味しいもの食べてリフレッシュしてちゃんとダイエット続けるんやで」
みたいに、【常に続けること】とセットで考えてほしいですね。

「簡単に始められそうなダイエット」が続くダイエットとは限らない。

「映えるダイエット」
というのは当然あると思います。

ダイエット本を探しに行くと…
「私はこれを食べて痩せた」
「カラフルな料理を作って痩せました」
オシャレだったり、楽そうだったり甘く誘惑するようなタイトルが並んでます。

気持ちはわかりますよ？
楽して痩せたい・オシャレに痩せたい・努力してる姿を人に見せてチヤホヤされたい。

でも、実際にやってみるとですね…

「毎日オシャレに料理する」のは数ヶ月続く大変！
しかも、家に余計な食材を置くことになるから、家においてある食べ物が誘惑になって足かせになってしまいます。
自炊によって、外食より効率よくダイエットできるメリットもあるのですが…ここに「SNSでいいねをもらう」とか「毎日やらないといけない」みたいなものがついてくると本当にしんどいです。

自炊も外食も幅広く使っていくようにしないとしんどいし、周りからチヤホヤされるのが目的なら…もっと別の方向で結果を出さなくてもいいものを選んだほうがいいでしょう。（痩せなかったら元も子もないですからね）

そして、「これを食べて痩せた」というのも…飽きるんですね。
もちろん、私だってダイエットのおすすめ食材はあるのですよ？

例えば、私の大好きなうどん。
外食できる上に、揚げ物さえ頼まなければ、350キロカロリー程度で美味しい食事ができます。
しかし、ダイエット中に人生で初めてうどんに飽きました。
うどん屋を見ただけで、口の中が甘ったるくなって、本来は心地よいはずのツルンとした食感も…逆に不快なものに感じてしまうのです。

空腹の苦痛は寝たり、栄養管理すればどうにかなります。
栄養管理だって重要な栄養は3つ4つですから…高校生まで普通に勉強していた人なら計算できるはずです。

しかし、味覚の飽きだけはどうにもならないのです。

うどん以外にも色んな食べ物に飽きて…
「ちょっとダイエットって気分じゃないな」
ぐらいの感じになっているから、カロリーだけは守っている状態になることがあります。

私が経験したダイエット中の辛かったこと第1位がこの「食べ物の飽き」です。
頼りにしていた食べ物たちに飽きてしまうと…ダイエットは本当に辛い。

食べるものを絞らなかった私ですら、こうなのです。
ましてや「キャベツダイエット」「お豆腐ダイエット」とかやってる人はよっぽどバリエーションがないときついと思います。

ダイエットに失敗はつきもの！失敗しても続ければ痩せる

私の場合ダイエットがグダグダになったことが2回ありました。

原因はそれぞれ違うのですが…重要なのは
「2回とも続けていると結局痩せた」
ということです。

グダグダになった時は栄養バランスのことも考えられなかったし、
ダイエット食も食べたり食べなかったりでしたが…続けていると結局痩せました。

ダイエットは「こうしなきゃいけない」を貫くことよりもむしろ「グダグダでもいいから続ける」のが大事です。

というのも…厳しいダイエットを続けていると体が少ないカロリーをうまくやりくりしようとして代謝が下がってしまうのです。
だから、「ダイエットのモチベーションが保てない時には、代謝を上げる期間だと思って食べてしまう」というのも、ダイエットさえ続けていると痩せるための回り道になってくれます。

「諦めたらそこで試合終了」
とバスケットボールの世界では言うらしいのですが…まさにそんな感じ。

失敗はします。
外的なトラブルもあれば、自分の中の問題でもトラブルは起きます。

でも、諦めないで続けてると、
「トラブルさえも、自分の痩せるために必要なことだった」
と思える時が来ます。

私はおしゃれなダイエット・意志の強いダイエットをしてるつもりはまったくないのです。
もっと追い込んでる人・人気のダイエットはたくさんあるでしょう。
でも、「続けてるからうまく行ってる」ので、続けることこそが最強のダイエットだと信じています。