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EU理事会と欧州議会は、「ユーロ7」案で暫定合意。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年12月20日に、CEU(Council of the EU/欧州理事会)とEuropean Parliament(欧州議会)は2023年12月08日に、「ユーロ7(Euro7)」案で暫定合意したと報告した。

ブレーキやタイヤの摩擦による大気汚染物質の排出を初めて規制する一方。
乗用車と小型商用車については、現行の「ユーロ6Euro6)」の排出基準や試験条件を維持している。

バスや大型トラックについては、排出基準と試験条件を 「ユーロ6」より厳格化する。
乗用車と小型商用車では欧州議会の主張により、測定対象となるPM(Particulate Matter/粒子状物質)の対象を拡大し、現行のPM23に加えてより粒径の小さいPM10も規制する。

ブレーキやタイヤの摩擦による排出については、走行距離1km当たりのPM10の粒子数に上限を設定する。これらの排出による大気汚染はEV(Electric Vehicle/電気自動車)への転換後も続くため、基準の設定が課題となっていた。

今回、合意したユーロ7案は、EU理事会と欧州議会での正式な承認を経て発効し、乗用車・小型商用車には30カ月後から、大型車には48カ月後から適用される。

欧州委員会が2022年11月に提案した当初のユーロ7案は、乗用車・小型商用車の排出基準を厳格化する内容だった。しかし、自動車業界は、ICE(Internal Combustion Engine/内燃エンジン)の改良への投資を強いられれば自動車の電動化が遅れるほか、新車の開発コストが上昇し、販売価格にもこれが反映されるとして猛反発していた。

ACEA(European Automobile Manufacturers' Association欧州自動車工業会)は今回の合意を歓迎した上で、「排ガスによる排出量は『ユーロ6』までに90%削減されている」と指摘。

「今後の大気汚染改善に向けては、旧式車両の買い替えと急速な電動化が最も効果的」としている。一方、ベルギーの環境団体T&E(Transport & Environment/トランスポート&エンバイロメント)は、「『ユーロ7』は従来通りの車のグリーンウォッシュにつながる」と指摘した。「排ガス不正後に鳴りを潜めていた自動車産業のロビー活動が再開された」と批判している。

ところで、現在EU加盟が審議されることになったウクライナやモルドバは、これに従える準備はできているのだろうか?例えば、ウクライナの戦車は、全て古いので、全て廃棄することになるが、対応できるのだろか?

ロシアは、しばらくすれば、ウクライナの戦車は、全て廃棄されることになり、丸裸になる。残るのは鉄屑だけ?

NATO軍の戦車は、全て「ユーロ7」に対応するのだろうか?古い戦車は全てジーゼルであった。
ヤタビラーは、アスハルトを削って走り、粉塵塗れである。

戦車だけではなく、戦闘機、ロケットなど、戦争の武器は、全て「ユーロ7」の規格外である。ロシアは、そのような規格を採用していない。

それで、ロシアに勝てるんか?

ヨーロッパでは、戦車などが公道を普通に走ってる。

https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/mex_23_6746
https://www.europarl.europa.eu/doceo/document/A-9-2023-0298_EN.html
https://www.europarl.europa.eu/doceo/document/TA-9-2023-0394_EN.pdf

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