UXリサーチをしていると、単に「インタビュー」ではなく、「デプスインタビュー」という言葉を聞くことがあります。

デプスインタビューとは、シンプルに言うと「深いインタビュー」を意味します。しかし、その「深い」とは一体何を指すのでしょうか？

『バイトル』等のサービスを運営するdipでは、社内プロダクトの企画開発を発信する取り組みをしています。Webディレクターやグロースハックの新卒・中途の採用も。

デプスインタビューとは

デプスインタビューは、インタビュー対象者と深く関わりながら、その人の本音や体験を引き出す手法です。

一対一で行われることが多く、対話を通じて深く掘り下げていきます。

デプスインタビューのメリット

デプスインタビューの最大のメリットは、表面的な答えではなく、本当の思いや感じていることを知れる可能性が高い点です。

直接話を聞くことで、細かいニュアンスや感情を掴むことができます。

例えばアンケートでは、事前に準備した設問に捉われてしまったり、感情の機微を詳細に観察できなかったりして「浅い」という問題点をクリアできるのです。

デプスインタビューの進め方

デプスインタビューを行う際は、まずインタビューの目的を明確にします。

そして、対象者がリラックスできる環境を作り、対象者が自分の考えや気持ちをオープンに話せるように努めます。

質問はできるだけオープンクエスチョンにすることがおすすめです。対象者の自由な意見や感想を引き出すことができます。

詳しいやり方は、ディップ社員のnoteを読んでみると良いかもしれません。

デプスインタビューの注意点

デプスインタビューは非常に有益な手法ですが、時間がかかることや、対象者の選定が難しいこともあります。

また、深くユーザーの考えを理解できる可能性がある一方、インタビュアーのスキルによっては、本音を引き出せないことも。

インタビューに協力してくれた人がなぜそのような発言をしているのか、背景の理解・表情や抑揚から重要度の重み付けをして考えるなど、インタビュアー次第でどこまで深掘りできるか変わってくる、属人的な手法でもあるのです。

まとめ

デプスインタビューは、UXデザインの初学者でも簡単に取り入れることができる手法です。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、正しい知識と技術が必要です。

この記事を参考に、デプスインタビューを活用してみてください！

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