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【著者×編集者 対談】ワークショップ講師から、書籍の著者へ。書籍化までの道のりを限定公開!

こんにちは! 編集部の星野です。
3月22日に発売となったWILL 「キャリアの羅針盤」の見つけ方は、発売前にもかかわらず早くも重版となりました。これは、著者大川陽介さんが行ったクラウドファンディングの大成功にも支えられています。
実は、このクラウドファンディングは当社にとって初の試みでした。
https://camp-fire.jp/projects/view/735756
(クラウドファンディングは3月25日で終了しています)

この本は、大川さんやローンディール社が事業として磨き続けてきた研修を形にしたものです。
このnoteでは、その長い旅の道のりを、大川さんとの対談形式でみなさまにご紹介します。


『WILL「キャリアの羅針盤」の見つけ方』とは

3000人以上のWILL(意志)の発掘をおこなってきた著者による、大人気ワークショップを初書籍化!
50社以上の会社で導入され、大学生のキャリア教育や、中高生の「探究学習」としても取り入れられた、「自分のやりたいことやありたい姿」を言語化するWILL発掘ワークショップ
本書は、そのワークショップで大好評のノウハウを、オリジナルのワークシートを用いながら実践できる一冊です。
 
「転職を数回繰り返してきたが、自分が本当にやりたかったことが見つからない…」
「新卒の会社に勤め、キャリアを積み上げてきたが、今後も今の会社で勤め続けるべきだろうか…」
こういった悩みの根っこはすべて、「自分は何をしたいのか?」がわからないことが原因にあります。
自分が何をしたいのかがわからないのだから、動きたくても動けない。
本書を使って自分の「WILL」を見つけて言語化することで、このような悩みを解決していきましょう。

企画の始まり

星野:この企画のスタートは、実は3年半も前に遡るんですね
大川:そうなんです! 初めの頃は、自分自身でさえ「本を出すのはまだ早い」と感じていました。しかし、「出そうとすることが重要だ」と社長から言われて、その信念のもと、この長いプロジェクトを始める決心をしました。
星野:そうだったんですね。当時の「WILL」の認知度はどの程度だったのでしょう?
大川:実は、今と比べるとずっと低かったんです。しかし、この3年半で「WILL」という言葉を用いた各企業の経営メッセージや、キャリアにおける「WILL」というキーワードが大幅に増えました
星野:「WILL」、つまりやりたいことを見つける重要性が、今ではよく語られますね。この企画はどのようにして始まったのですか?
大川:企画の最初のアイデアが形になった時、私は以前から知っていたライターのさとゆみさんにこの企画を持ち込みました。さとゆみさんは「その著者の最初の一作を優先して引き受ける」というポリシーをお持ちで、「いつか私もその一人になれたら」と思っていました。まさか本当にその機会が来るとは、当時は夢にも思っていませんでした。
星野:さとゆみさんのかっこいいポリシーが、この本を生み出す原動力になったんですね。

ワークショップをどうやって本にする?

大川:私がおこなっているのは、WILLを発掘するワークショップです。この生のワークショップの雰囲気をどのようにして本に落とし込むかが、大きな課題でした。レシピ本のようなフローを取り入れたり、死んだ父が娘に手紙を残すエピソードを考案したりと、多くのアイデアが出ましたが、最終的には対話形式で表現することに落ち着きました。
星野:対話形式は、ワークショップの雰囲気やライブ感を伝えるのに最適ですね。
大川:そうなんです。今思えば、対話形式以外に考えられないほど、この形式がプロジェクトにぴったりだったと感じています。
星野:書籍に登場する二人のキャラクターは、実際の人物をモデルにしているんですよね。
大川:はい、実際にさとゆみさんの自宅で、キャリアやバックグラウンドが様々な友人を数名招いて合宿のようなワークショップを開催しました。そこで生まれた人物像がこの書籍のベースとなっています。

本づくりが本業をアップデートした

星野:この本を作る過程はどのようなものでしたか?
大川:編集者と一緒にアイデアを練りながら本を作っていく過程で、私の本業であるワークショップもより洗練されていきました。本を作るという行為自体が、とても刺激的で、創造的な作業でした!
星野:編集者としても、そういったフィードバックは嬉しいものですね。
大川:編集者の「読者にとっての価値は何か?どうやったら伝わるのか?」を徹底的に重視した視点が、本だけでなくワークショップにも良い影響を与えました。ロジックや構成がより明確になったんです。
星野:これから本を書きたいと思っている人へのアドバイスはありますか?
大川:本を出すつもりで、自分が伝えられる価値をしっかりと構造化し、整理し、格言や目次を作成することをお勧めします。本を書く行為は、自分に向き合い、世の中に価値ある「持論」を磨き上げる絶好の機会です。暗黙知を形式化することで、本当にいろいろな発見があります。
星野:素晴らしいアドバイスですね。これから本を書こうと考えている方々、私たち編集部はいつでも皆さんのアイデアをお待ちしています。

読者へのメッセージ

『WILL「キャリアの羅針盤」のつくりかた』は、一般的なキャリアガイドブックとは一線を画します。
この本は、自分でもまだ気づいていない自分自身の内にある「WILL(意志)」を発掘し、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれることでしょう。
読者のみなさまがこの本を通じて、自身の「WILL」を見つけ出し、キャリアの羅針盤を手に入れることを心より願っています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

対談と合わせて、サインも書いていただきました!


書籍情報

ご購入はこちら↓

【目次】
はじめに
登場人物紹介
第1部 WILLって何?
 第1章 明日会社がなくなったら何をする?
 第2章 WILLっていったい何?
 第3章 WILLがあると何がよいの?
第2部 WILLを見つけよう
 第4章 過去の自分が今につながる
 第5章 カコ・イマ・ミライを掘り起こそう
第3部 WILLを語ろう
 第6章 「ざらつく言葉」はどこにある?
 第7章 ミッション・ビジョン・バリューからWILLを組み立てよう
 第8章 WILLを物語化する
 第9章 WILLを行動につなげる
おわりに

著者について】
大川 陽介
早稲田大学大学院にて機械工学を学んだ後、富士ゼロックス株式会社にSEとして新卒入社。SOL営業、新規事業開発、人材開発など企業内での越境を経験した。 社外では、約50社の大企業若手有志1000名を巻き込んだ任意団体「ONE JAPAN」の共同発起人/副代表として、挑戦する個人の覚醒、組織風土変革、価値共創に挑む。それらを通じて人の「WILL」の重要性に気づき、「越境」の可能性に共鳴したことから、株式会社ローンディールに参画。 現在、WILL-ACTION Lab. の所長として、「意志ある行動」を電動アシストしている。 国際コーチング連盟認定コーチ/中小企業診断士。三人娘の父。



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