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上司歴12年。3社で学んだ、最良の部下との関わり方

1人でも部下がいる上司のみなさん。
部下とのコミュニケーションって難しくないですか??

「信頼されたいし仲良くもなりたい・・・」
「関係性が壊れそうで怒れない・・・けどなめられてたくもない・・・」

部下を持つ方なら誰でも一度はこんな悩みを持ったことがあるかと思います。

実は、部下側のストレスの原因も『上司との人間関係』*が上位にランクイン。
心の奥底では、上司も部下も、お互いに「良い関係性を築く」ことを望んでいるのです。

お互いのことを信頼できて、一緒にいい仕事ができる。
上司と部下の間でそういう関係が築けたら最高ですよね。人間関係による無駄な疲労がなくなれば、仕事ももっと楽しくなるはずです。

では、部下との間にいい関係を気づくために、上司はどのようなコミュニケーションをとればいいのでしょうか。

今年5月に発売した『部下・後輩・年下との話し方』(五百田 達成)では、「凝り固まった上下関係に縛られない、対等な個人同士のフェアで気持ちのいい信頼関係」を気づくためのコツをたっぷり紹介しています。

五百田 達成 (著)

〇✖形式なので、やってしまいがちなNGな話し方と具体的な言い換えのポイントがすらすら学べます。

今回はディスカヴァーの上司を代表して営業部の安永部長が本書の内容を実体験を交えてご紹介します! 

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<D21営業部・安永のプロフィール>
2003年~ マンパワーグループ入社(人材会社)。営業担当。
2009年~ コーチ・トゥエンティワン(現コーチ・エィ)入社。営業担当、コーチとしてマネジメント層へのコーチングに従事。
2013年~ ディスカヴァー・トゥエンティワン入社。     
各部門でのマネージャー、部門長を歴任、現在に至る

【上司がやりがちNG①】 
注意のつもりが「キレ」ているように聞こえる……

『部下・後輩・年下との話し方』P.64より


ひとつ目の会社で初めてチームの主任になった時には、部下に「なんで?」と詰め寄ってしまっていました。自分の考えが標準になってしまっていて、相手の見方がずれている、という思考だったんです。

下の状況を考えずに一方的に伝えてしまい、過去に部下を泣かせてしまったこともあります。今でも忘れられないくらい申し訳なさを感じています……。

そういうこともありつつ、年次が上がっていくにつれて、「部下が自分に対して萎縮している」ことに気づくようになりました。そこから部下の反応をちゃんと観察して、怖さを感じさせるのではなく自分で改善案を導けるように色々な質問を投げかけるようにしています。

常に冷静でいることがベストですが、難しい場合には本書で提案されている“「Why」よりも「How」で質問”をやってみてください。これを意識するだけでも「キレ」ている感じがなくなります。


【上司がやりがちNG ②】 
信頼関係の構築をすっ飛ばして本音に迫る

『部下・後輩・年下との話し方』P.162より


自分は「本音聞いてみたいな~」と思ってしまう人種なので、「実際のところどうなの?」って今でも聞いちゃうときがあります 笑

でも部下側から見ると「本音を言いたくない上司ほどそういう質問がくる……」と感じていると思います。というのも、上司的には「本音を言ってくれてないかも」と距離を感じている部下にこそ、聞いてみたくなってしまうからです。

実は、コーチングでも無理に本音を引き出すことを目的とはしていません

今はコーチングも多様になっているので、「まずは本音を」というコーチングもあるかもしれませんが、安永がコーチとして所属していたコーチ・エィでは自発的行動を促進する対話が重視されていました。

本書にもある通り、まだ心を開いていない相手から本音を迫られるのは負担になってしまうこともある。まずは割り切った関係からはじめて、本音を話せるような信頼関係を少しずつ築いていけるといいかもしれませんね。


部下とのかかわり方は常にアップデートを

上司として多くの経験を積んだことで、部下といい関係を築けるようになってきましたが、今も「部下とのコミュニケーションは完ぺき!」とは言えません。

思いがけない返答が返ってきたり、本意とは違う形で伝わってしまうこともあるので、1人1人の自分の言葉に対する反応を見つつ、萎縮させない話し方や成長の手助けになるような問いかけを研究しつづけています。

いつの間にか部下とすれ違ってしまう前に、常に自分のコミュニケーションを見直すことは上司として求められていることの一つだと思います。

『部下 後輩 年下との話し方』はそのきっかけになる一冊です。自分でも予想外のNG発言を連発していたりしますよ 笑

(営業部・安永)

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大切なのは普段のコミュニケーション

毎回相手への最良のコミュニケーションを考えてくれる安永部長。そんなコミュニケーションオタクといえる上司でも試行錯誤する上下関係のコミュニケーション……一人ひとりの個性や時代の変化もあり、本当に難しいです。

もちろん「本書にのっている話し方を全部マスターすればOK!」ということではありません。

関係づくりで一番大切なのは、日々の何気ないコミュニケーションです。

ベースがしっかりできていれば、本書の×にあるような伝え方をしてしまっても、簡単に揺らぐことありません。

普段のコミュニケーションからコツコツと積み上げて、いい上下関係を築いていきましょう。

※参考サイト:all about news「仕事で感じるストレスランキング、1位は?」


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