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シリーズ物:仕事と成長って?②

働き方改革は社員一人一人の成長を促すものである。

よく言われる話ですし、実際そうした物であるべきと考えていますが、現実はその「成長」という概念が少し尖がって解釈されているようなケースもあります。

本記事では2回に分けて、働く側に求められる「成長」の真の狙いと姿を、ごとうなりに紐解いていきたいと思います。

仕事と成長 前回はこちら!

▼戦力の最大化には「その仕事」だけでは不十分
▼人間的成長こそが最大の成果をもたらす⇒今日はコレ!

人生100年と言われる時代、「その会社”だけ”で通用するスキルやマインド」だけで、定年以降食べていけるかを考えると不安ですよね。

誰と共にいるのか、誰と共に働くのか、何を学んで、吐き出すのか。

そうしたビジョンを割と早期から持ち、仕事の場以外のコミュニティや多様な繋がりを作っておくことはとても大切な視点となっていくでしょう。言い方は乱暴ですが、将来的なビジネスの種まきをすることにもなりますからね。

と、ここまでは前回の通り。今回はその「仕事外」の視点を、折角なので「人間としての成長」にもつなげてみてはどうか?という話をします。ここでの成長は「仕事の成果を高める」ことだけに留まりません。むしろ、仕事以外の視点や、体験を重ねることで、人として大事な生活力・人脈・視野を持ち、仕事にフィードバックさせて、ワークもライフも相乗効果で充実させようよ!という話を、3つの視点からお話します。

ただし。当Noteではよく書くことですが、「何一つ変わったことはやっていません」。そんな当たり前のことでも、やってみたらこんないいことになったよ、という参考になれば幸いです。

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▽①異次元の戦い!PTA
▽②朝ごはんは最高の時短スキル
▽知識の内部留保はしない

▽①異次元の戦い!PTA

長女の幼稚園では、僕がPTA会長をやる事になりました。会長って、挨拶とか来賓に座るだけじゃなく、「なんとか会の打合せ」とか行事毎に園に行く必要があります。

で、この場で打ち合わせをするのですが、同席されるほぼ全員が「専業のママさん」という事が、うちの園では多かったんです。そうなると、フルタイムの僕とは時間軸も何もかもが違う。

そんなママさんたちをリードし、話を進めるのは、実は中々の難しさ。共通言語がありませんので、もはや自分がイメージする会議とは別の次元に放り込まれた感覚を覚えます。その場を荒らさず、でも一人一人の話を聞き、公平さを担保し、こちらは出すぎない…。エクセルで資料作っただけなのに「すごーい」なんて言われちゃう。しかもその整理された1枚物より、手書きの何枚物の方が受ける(笑)。そんな世界で「じゃあ運動会どうしましょう?」と一つのゴールを導く大変さと言ったら…。

今日のお題をしっかりと共有し、一定のゴールを出すように上手く間に入っていく必要がありました。皆さんお忙しいですからね。

そんな経験を積んでから会社の会議に出てみてください。共通言語で話せることのあまりのスムーズさに驚きますし、だからこそ無駄が益々気になります。体験が仕事を成長させることを実感します。

▽②朝ごはんは最高の時短スキル

朝御飯の用意は、いわば「段取り」との戦いです。時間のない中である程度の品数を作る。子供達のエネルギーになりますからね。何を作るかを瞬時に判断し、優先度を考えてタスクを進めないと、「誰かが遅刻」と言う目に遭います。
※日本は遅刻に厳しくするなら終業も厳しく管理しろよとは思いますが…

朝は緊急かつ優先度の高いミッションで一杯です。そこに「こぼした~」とか「おしっこ~」とか、想定外の事件が大体発生します。これを見越して、ミッションをこなしつつある程度の余裕を生むくらいの段取り組が理想。

そして、この修羅場を乗り越えて、出勤すると、大体勤務時間は8時間。その中で本当に成果に直結するであろう優先すべきミッションは実はそう多くないはず。

こうした忙しい朝を毎日の日課として重ねていくと、何から手を付けるのが成果を最大化できるか。そんな事を考える回路が自然と備わります。ビジネス書読むよりよっぽど仕事力が鍛えられます。

これに限らず、家事育児スキルは「生活力」「自活力」です。明日奥さんが急きょ入院したら。その時あなたは子供に朝ご飯、出せますか?洗濯、ちゃんと出来ますか?お風呂掃除は、排水溝を忘れるとこの時期臭くなりますよ?

一昔前に学校でよく言った「生きる力」。課題解決力も大事ですが、生活力がないというのはどうなのかなと。これこそ生きる力じゃね?と。

▽知識の内部留保はしない

時々SNSを見ていると「こんな本を読んでます」的な投稿を見かけます。本から得られるものって沢山ありますよね。僕も、色んな本を読んでは、何かセミナーに使えるネタはないものか…と考えたり、実際に取り入れたりして、自身のスキルを少しでも伸ばそうと、心がけてはいます。鈍足ですけどね(笑)。

それはそれで一つの在り方。そして、読んで「学びになりました」も一つのカタチ。

でもね。一応生徒にモノを教える仕事をしていたから思うんです。知識って、自分で得たものをどんどんアウトプットすることで、本当に自分の血肉になるし、更には伝えた知識が巡り巡って、周囲をどんどん助けていくんですよ。だから、余計なお世話ではありますが、「ためになりました」で終わったら、勿体ないよとは思うんです。内部に溜めるんじゃなく、積極的にアウトプットを試みる。

そうした機会を作っている人は、仕事をご一緒すると分かるんですが、選択肢が多いんです。何か事業を一緒にやる時も、「これはどうだろう」「こういうのはどうだろう」と、得た知識を積極的に使い、いろんな角度からアプローチを出してきます。

こういう方がセミナーをすると面白いんですよね。中には一度聞いた話のはずなのに、新しい発見やアイディアが入ってることが多いですから。そこに経験を加味すると、やっぱり話の厚みも重みも増すんですよね。

常に進化を欠かさない。時代に合わせて、自身のOSもアップデートしているんだろうな…と刺激をもらいます

大して勿体ないタイプ。それは「学びになりました」で終わっちゃうタイプ。見栄えは良いんですよ。でも、やっぱりもったいない。楽譜だけ読んでてもピアノは弾けないですよね。それと一緒。「使う」というフェーズを経ないと、いざという時に折角の知識を使えないで終わるんじゃないかなと

働き方改革で、所謂「自己研鑽」の時間を持てる方も、だんだんと増えてきたと思います。特に僕の住んでいるような地方だと、毎週セミナーとかアフタースクール的なものがある訳ではないので、本等から得られる知識を「ためになりました」の感想文一言で終わらせず、自身の血肉として生きたスキルにしていくには、アウトプットにこだわることって大事なんじゃないかと感じています。

僕がnoteの継続投稿を今年度の目標と決めたのも、これが理由なんですよね。

人間的成長が成果をもたらす

上記3点は、仕事の場でなくても出来ることです。でも、生活の中に仕事に活きるアイディアは沢山溢れています。

まったく「異な」場所での経験は、これまでの常識「以外の方法」に気付く場になりますし、仕事と家庭の往復だけでは得られない「異な」繋がりを作る場になりえます。

家庭の中でのタスクを一つ一つ見ても、仕事に活かせる部分は沢山あります。特に段取りを組む力は、少ない人員・限られた時間で成果を出すことを求められる現代の労働者にとっては必須スキル。そんな訓練を家庭で出来るって、すごい得な話だと思いません?

オマケに家事力は「生活力」です。定年後「俺のメシまだー」と、何一つ自分の事が出来ない大人になるって、なんかカッコ悪いですよね。

そして、折角覚えた知識は使ってこそ初めて「活きた知識」になり、血肉になります。一見活かせないような職種でも、必ず使えることがあります。そのヒントをくれるのが、「異な」繋がりだったりしますから!

以上、僕の実体験も混ぜながらお話してみました。仕事だけで得られない視野をいかに持てるか。そしてそれをどこから得るか。

人生100年時代を生きる上で、自身のアップデートを怠ってしまうと、最新のアプリを入れた途端に対応できず強制シャットダウンするOA機器のようになってしまいますよ。

と、ごとうは思います。

★★Goto's Works&Social actions☆☆
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