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10連休 総括編

★今回の10連休を踏まえて、勝手ながら下記にアンケートを作成しました。

ILCL 10連休実態調査

 勿論、回答頂いた内容については、厳重に管理し、世のために使わせてい
 ただこうと考えています。宜しければ是非ご回答・ご拡散ください。


さて、前回の記事で、10連休中に感じたことを総括したいと言いましたが、現段階での思いをまとめてみました。

①”与えられた10連休”ってやっぱり複雑だ

各家族ごとにライフスタイルが異なります。そうした中、一括でこの時期の休みを余儀なくされたことで、果たして本当に消費行動や家族との時間が充実するのか。実際自分の場合はどうだったかと言うと、これだけ長いと「逆に節約も考える」んですよね。移動するにもガソリンに高速代。普段より割高な入場料イベントのチケット、明らかにそれボッタクリでしょ、という出店。無計画に過ごしていたら、あれ?とかなる。

一方、家族との時間は?という事に関しては、状況にもよると思います。ウチみたく、まだ小さいうちは親と一緒に出掛けたりとか出来ますが、これが大きくなってくると、親と一緒の空間にいるのが逆に苦痛になったりします。結局はそれぞれの家庭のタイミングによるんですよね。だからこそ、我が家にとって・子供達にとって一番ベストな時期を選びたかったというのが、やはり本音。

あとね。報道で10連休何します!?みたいに推すのもやめてほしいなと。あれ見るたびに、うちのママは気分を害するんですよ。だって10連休じゃないから。誰よりも、家族と一緒にいて、子供達と一緒の時間を過ごしたいと思っているのに、それが出来ないから。そんな親、ごまんといます。

だから、どうせ10連休なら、即位の日は仕方ないにしても、基本的にはそれぞれが希望するタイミングで10連休取りましょう!みたいな休み方を推奨したらいいんですよね。

そしたら、預け先とかそんな問題にならないんじゃないかな。「あ、先生はこのタイミング休むのね。じゃあ預け先が困るわね。パパの仕事との兼ね合いも見て、この時期にしようかしら」なんて戦略的に休みが取れる。

それが難しいのは何でか。結局僕らの「働き方」の問題だったりします。一括入社、全員参加、既定のルール、決められた出社時間(そのくせ退社時間はルーズ)。日本の働く場には「みんなで同じ」が溢れています。

ライフスタイルも働き方も多様になる昨今において、「一括で」というのは限界がある。だからこそ、各自が選べる方が良いし、そうしたらきっと「この休みは誰かの勤務で成り立っているんだ」なんて、お互いさま精神も持てるんじゃないかな。そんな職場増えたらいいなぁと。そう感じた10連休でした。

②父親のあり方を考えることが出来た

世間の父親は、諸外国と比較し、まだまだ家庭参画時間が少ない=妻へ家事育児に係る負担を押し付けがち、という実態があります。

一方で、家事育児に参画したいという男性は増えている傾向にあり、自分以外にそうした姿勢を見せている男性たちが、果たしてどのようにこの10連休のリアルを過ごしているのか、それを自分の目で見て感じ、今後の自身の仕事や社会活動における知財として、ある程度文章化しておきたいという狙いも、今回の連休コーナーにはありました。

で、ご覧の通り、ほぼワンオペだった僕は、結構な頻度で子供と公園に行きました。なぜ公園かと言うのは「ローコスト」「我が家の子供達はともかく体を動かしたい族」だからです。家計にも子供たちにもwin-winなわけです。

でもそうした公園で子供達と戯れていると、目についちゃうんです。椅子に座ってスマホばっかのパパさんとか。結局ママが面倒見てるじゃんって。

それSNSとかで「今日はイクメンDAY!子供達と公園に来ました!キラッ」って書かないでくださいね。結局放置してたら意味ないですし。

まぁ、確かに誰しもスマホ時間をゼロにするってのは難しいんじゃないかとは思います。あ、こりゃ即効返信案件だ!なんてメール来たりしますからね。

でも、百歩譲ってメールとかはいいにしても、これがパズドラとかだったら、僕が妻なら張り倒してますよ。だったら着いてこない方がいいわ!って。場所変えてゴロゴロしてるだけですから。

でも、子供達と全力で戯れてると、色んな事が分かります。いつの間にか鉄棒でコウモリ出来るようになってる!とか、さりげなく「らっぱすいせん~」なんて花の名前を知っていたり。そうした成長って、何もテストとかそうした形のあるものだけじゃなく、普段の言動だったり、行動に表れるものです。それを発見できるのは今だけ。レアガチャ当てるよりもレアな経験ですよ。しかも課金しても二度と見ることが出来ない。そんな瞬間にパパとして立ち会えてるって、実はすごい贅沢なことなんじゃないかなって。

とにかく、そうして関わって初めて、ママの大変さも理解できるんじゃないかなって思う訳です。そうすると、家に帰ってからの行動とかにも表れたりとか。まぁ、分かっても未だにうまく行動できない僕のような事例だってあるんですが(笑)。

やっぱりね、そうした当事者意識を持ちたいですよね。

だからってママならいいのかって訳でもないとは思ってます。子供放置して、ママ友同士でペチャクチャ喋ってるだけのパターンも同じじゃないか、とは思いますけど。

せっかくの休み。一緒で子供達がどれだけ嬉しいか。そんな事も改めて考えたいなと、思わされた10連休でした。

まとめ

ということで、色々ありましたが、結局は「それぞれの生活に応じた」休みが必要だし、それは100人いたら100通りのパターンがある訳です。だからこそ、お互いがフォローし合ったり、みんなで早く帰れるように働き方を見直したりってことが必要なんだよなって、再確認出来ました。勿論、仕事したけりゃ仕事したらいいんですよ。それぞれのライフがあるんですからね。ただね、それを選べないことで色んな歪みが生まれている。そうした歪を少しでも減らすこと。僕ら世代は、子供達が将来生きていく世界を作っているんだという自覚を忘れたくないなと思ってます。

そして、改めて子供との時間は期間限定だなと。連休中のチビ達の様々な表情やしぐさ、友達と遊ぶ様子や兄弟げんかも全部ひっくるめて、今まさに成長してますという瞬間を見ることが出来たのは、親冥利に尽きます。勿論関わり方は人それぞれですが、「パパみて!」と目を輝かせてくる彼女たちを受け止め続けることが、親と娘の信頼を築いていくんじゃないかと思うし、きっと彼女たちがもう少し大きくなったときに、この時積み上げた信頼が小さな背中を押すことにもなるんじゃないかなって。


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