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ラジオ2次会 Vol2

先週火曜日から「話したことの振り返りをする」目的で始めた、”ラジオ2次会”。
※詳しくは前回参照いただけますと嬉しいです

さて、今週のテーマは「親の一人時間、必要?」でした。

子供が小さなうちは、ありますよね。「パパ〜見てみて!」「遊んでよ〜」って、沢山絡んでくれること。

父として、母として求められているんだ!と嬉しくなる半面、

「あ~!もう!今忙しいのに!」なんてことや

「今オンライン会議なのに!」なんてこともあるかもしれません。


集中したい時に限って、暖かいココアをまったりと飲みたい時に限って

「パパ~こぼした~」とか

「ママ~お○っこ~」

なんてことも。


でも、親だって限界はある。許容範囲を超えてしまったら

「今ダメって言ってるでしょ!」とか

「あとで!」とか、強めに言ってしまったり。

そして「何であんなこと言ったんだろう…」と自己嫌悪のループへ…。

子供たちが悪いわけでもないのに、その思いを無下にしてまで、一人でゆっくり考えたり、何かを飲んだりする時間を持つのって、何だか申し訳ない…なんて想いが芽生えちゃったり。

「休んじゃって、わたしって駄目な母親…」

「あんなことで余裕がないなんて、俺はパパ失格だ…」

そんな風に自分を責めたり。


でもね。思うんですよ。

親がひとりの時間を持つことに罪悪感を持たなくていいです。と。

むしろ一人の時間に、ちょっと一息しながら振り返って

「あの時こんな言葉がけすればよかったかな?」とか「こんな風にしたらいいのかな」なんて、自分の心の中を整理することだって、パパママに出来る立派な子育てじゃないでしょうか。

別に考える時間を作ってねということではないです。自分の好きなことをガツンとやって気持ちを切り替えたりとかも、いいですよね!
※僕は時々、もう限界だ~なんて時には、バンドスタジオ借りてでっかい音でギター鳴らしてます

仕事もそうです。

ず~っと机に向かって資料とにらめっこしても埒が明かない…なんて時に、「ちょっと休憩しなきゃ…」と行きつけの喫茶店のマスターの所に行って吐き出したら、案外簡単に解決法が見えちゃったりとか。

いつも電車通勤なのに、たまにチャリで行動してみたら、視野が広がった気がしたりとか。

一人の時間って、そういった「思考の整理」とか「新しいアイディア」を生み出すうえでも、価値のあるものだと思うんです。

加えて、人間て同じ行動をずーっとしていると、コルチゾール(ストレスホルモン)が増えてしまって、脳にダメージが蓄積され、最悪うつを発症したりなんてこともあるみたいです。

ストレスホルモンにガッツリ支配されて、子供にもツンツンしちゃうパパママよりも、笑ってるパパママの方が子供たちも嬉しいよね。

だから、パパもママも時々は一人の時間を持ってみてください。

「無理だよ…」なんて時には、パートナーや、周りを頼ってみてください。

一人で考えるもよし。好きなことをするもよし。
※好きなことをやってる姿を見せるのも、大人の務めです。「大人って楽しそう!早く自分もなりたい!」って、明るいモチベを子供たちには持ってほしいですもんね。

いきなり出来なくても大丈夫。30分でも10分でもいいですから。


さて。ちょっと話は変わりますが、以前ある保育園の業務改善のご相談を受けた時に、”ノンコタクトタイム(以下NCT)”という語句を始めて耳にしました。

これは簡単に言うと、保育園や認定こども園といった場で、先生方が子供と関わらない時間を作ることで、業務効率を高め、過重な労働を抑制するといったものです。調べてみると、2017年には経済産業省「保育現場の ICT 化・自治体手続等標準化検討会」において、NCTを日本でも整備していく必要があると議論されているようでした。

背景には先生方の重労働があるのでしょう。ちょうど2017年と言えば、働き方改革が市民権を得られ始めたタイミング。

国のあちこちで、そうした議論が展開されていた中で、保育現場の労働環境をどう向上させ、利用者満足を高めていくのかという場が設けられていたのは至極当然ですよね。

考えてみたら、1日8時間ずっと子供たちから目を離せないというのは、体力的にも精神的にも負担は大きいはず。

わずかな時間でも、一人で机に向かったり、会議の場で大人と会話する時間が持てたら、そりゃいいリフレッシュになりますもんね。

しかも、疲れてストレスが溜まっている先生って、どこかトゲトゲしちゃったりしてますよね…。顔に出さないと意識していても、特に気持ちや心の疲れってなかなか隠せないじゃないですか。大人よりも敏感に子供たちの方が察してしまうのではないでしょうか。先生が笑っていないと、何だか僕ら親も「大丈夫かな…」と心配しちゃいますもんね。

そんなNCTの導入事例はまだそんなに多くはなさそうですが、これからどんどん注目されていくのだろうな…と思います。

こう考えると、保育士さんのような「子育てのプロ」でさえ、このような議論がされているんだし、「一般の親が一人の時間を作って、リフレッシュすることはむしろ素人だからこそ必要なのでは」と思いません?

今日はそんなお話でした。


ごとう について




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