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無関心

先週初め、妻のアニバーサリー休暇と予定を合わせ、家族旅行へと行っておりました。

それはいいとして、その旅行中のある出来事。

仙台の科学館にて、段ブロックコーナーで娘達と遊んでいる時のことです。

FJ東北の宮城でのイベントでも、登場していただいた事があった気がします。シンプルながらも奥深いブロックの世界と段ボールの融合。名前もキャッチ―ですよね!

そんなワクワク体験の最中のことです。

バトル男子

ファットな少年と、スリムな坊主頭の二人の男子が何やら揉めています。まぁこれはよくある光景。

その後、取っ組み合いのバトルへと発展。この時点で、少し警戒感を強めます。それは、この子達に対しての気持ちとかそういう事ではなく。周りで遊ぶより小さな子供達に何かあったら。そこが気になってしまう。

今回の場合、うちの子もそうですし、周りには小さな子供達が沢山。ヒートアップするボーイズの間に入りました。ちょっと待て待て、と。周りの小さな子達にケガさせたらどうするんだ?と。

我ながらお節介だよなぁ…と思いつつ。

止まらぬ男子

ところがちょいファットな子の方が納得がいかないらしく、一端離れたと思ったら再び取っ組み合い。これを繰り返します。

バトルは激しさを増し、周囲のちびっ子の段ブロックは崩壊。泣き出す子も現れます。

周りに目をやります。親は何してるんだろ?と思って。公共の場ですし、暴れる君たちを一旦引き留めつつ、親御さんはおりますか?と声をかけることにしました。

呼びかけにスリム坊主の子のお母さんが応じて来ました。ところが、親御さんが「あ、うちの子です」と反応したのは、バトルフィールドの眼前のテーブルから。自分の子がどうなっているか、明らかに目に入る状況です。この時点で正直「え?」と。

荒れていたファットボーイは、妹が止めに来ました。「お父さんお母さんは?」と僕が聞くと「いない」と。おばあちゃんと来ているとのことです。おばあちゃんの姿は見えませんが、妹がしっかり者な感じで「おばあちゃん呼んで話してくる!」というかんじでした。

そんな感じで互いの関係者が介入したことで、その場はいったん落ち着きました。小さな子達は再び段ブロックに戻ります。

決着は最悪の一手で

その後しばらくして、急に職員さんが僕らの元へ。状況を聞きに来た様子。謝罪されましたが、職員さんはなんも悪くないですよね。そして後ろからはファットボーイとその祖母がすみませんでしたと。いやいや、謝るのは僕にじゃねぇだろと思い、その旨を伝えました

そして眼前で我関せずのスリム坊主お母さんも来ました。お互いに謝んのかなと思いましたが、ちょっと違いました。

大人の狡さ

スリ坊のお母さんは「うちの子に手を出したのはアンタでしょ」とファットボーイを責め立てています。職員さんにも「うちの子じゃないんですよ!」と。ファットボーイも反抗的に「俺は先に手を出されたし」と。謝んなさい!と祖母に言われても「俺は悪くねぇよ」と。他人に対しての言葉じゃないよなぁ…何だか気分悪いなぁ…と見ていましたが、関せずお母さんは「先に手を出したのはあなたでしょ?謝りなさいよ。2Fに息子がいるから。職員さんにも迷惑かけて!」と。

正直、この時点で一番ムカついたのは「お母さん」にです。


そもそもこんなになる前に止めろよ、と。

人のうちの子育てにあーだこーだ言いたくはありません。もしかしたら「子どもの事は子供が」と言うスタンスだったのかもしれません。それはそれで別にいいんですよ。

ただ、ここは貴方たちのリングではないんだぞ。と。

子供の行動って、時に周囲に対し迷惑をかけることも十二分にあり得ます。加えて今回の場合、周りで遊ぶ子供達はそれこそ0さいから幼児までとバラエティに富みます。ケガをさせてしまったら…。そんな事になったら相手もそうですけど、我が子のことだって心配になりませんかね。そうなる前に、仲裁に入るのは過干渉ではないのではないかと。「自主性に任せる」と「放置プレイ」は、全く別の物だと思うんですよね。

そしてもう一つ。

大人が寄ってたかってという状況を作りだして一方的に責め立てる。それってズルくね?と。本来親として、こうなる前に周囲への配慮其の他から、仲裁した方が良かったのでは?ということを差し置いて、自分はママ友とベラベラ話し込んで、声をかけても「あーはいはい」みたいな感じでです。「周囲の大人(職員、相手の保護者)を利用して」「事情も聞かずに一方的に謝罪を要求」する。そんな大事になる前に「何してるの?話を聞かせなさい!」で済んだだろうよと。

世のお母さんたちが日々家事育児に奮闘しているのは、嫌というほど分かりますし、そうした環境を助長しているのは男性の家事育児不参加という事もこれまた嫌というほど分かります。だからこそ、申し訳なさも感じますし、自身に出来ることを…という気もあります。

でもね。

お母さんだってダメなもんはだめですよ。ストレス解消にママ友と話すこと自体は全然いいんですよ。でも、自分が自分の子供の背景になるのはちょっとどうかなと。

奇しくも最近ニュースでこんなものを見ました。

自分は子供にとって背景なのか。目の前にいる血の通った家族なのか。いつまでも僕らの手を借りてというのは違うとは思いますが、それでも、目の前の子供達の親であるという自覚は持ち続けたいところです。

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