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304 非行傾向


はじめに

今日の教育コラムでは、非行傾向という言葉を取り上げてみたいと思います。多くの子どもたちが新しく中学や高校に進学するこの時期、少し子どもたちの変化を慎重に見ていく必要がありますというのが今日のお話となります。

非行とは

非行とは、道理や道徳にはずれた行為を指します。不正な行い全般を指してもいいわけですが、今回は特に不良行為に属するものについてお話してみたいと思います。青少年の、法律や社会秩序に反する行為と言ってもたくさんありますが、次のような行為はその代表的な物です。
・飲酒
・喫煙
・深夜徘徊
・暴走行為
・暴力、破壊行為

また、少年のSNSを通じて事件に巻き込まれる数もここ数年増加傾向にあります。こうした重大な事態に陥る前に子どもたちの変化をとらえたいわけですが、子どもたちの変化に気づくためにはどのような点に気を付けてみてみるひつようがあるのでしょうか。
下に紹介する資料は、大分県警が紹介している非行傾向に気づくためのチェックリストです。

大分県警作成のチェックリスト

非行は、貧困、家族問題、地域問題、社会的絆の弱体化、セルフコントロールの弱さ、学校不適応、精神的な問題、ラベリングの問題、機会の問題など様々な原因やにより発生します。時代によってもその背景となる理由は少しずつ違ってくるでしょう。しかし、根底の部分に深いさみしさや孤独感などが大きく関係しているのだと思います。
日常における孤独感は、仲間を求めます。しかし、日常に仲間を感じることができなければ非日常の仲間を求めざるを得ないのです。さみしさや不安、孤独を感じた時に相談に乗ったり、居場所になったりする周囲の人間や環境が少しでもあれば、非行に走らずに済むのかもしれません。

特に変化の時期だからこそ、子どもたちの変化をしっかり見て、支えになっていく必要があるのだとおもいます。

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