見出し画像

心が弱ってる時に読んで欲しい。自分に無理せず、前向きにならずとも出来る寄り添い方。

【事前のご注意】
今回はこれまでの記事とは少し違うことを迷いながら書いてます。
今、重病や仕事、家族の事で悩み苦しんでる方、
周りにそういう方がいる人に読んで貰えたら嬉しいです。
参考になるかは正直分かりませんが、
少しでも弱っている方に寄り添えればと思いながら
この記事を書いています。

私の記事は全般的に前向きになれる方法、
なりたい自分になれるように、
そう在りたい方に響けば良いなと思って書いています。
これからもその信念で発信はしていきます。

ただ、私自身が難病で入院し、
一時期は危うい状態で心が完全に折れた時、
正直に言うと全然前向きになれるような心境ではありませんでした。

前向きに考える。
より良い自分で在ろうとする。
これ自体は素晴らしい事なんですが、
そう思えるくらい、心に余裕や活力がある。
その前提があってようやく成立する事だったんだなと、
一度死にかけて思うようになりました。

じゃあ、本当に心が折れる事があった時、
人はどうすれば少しでも救われるのか、
自分の体験を振り返りながら整理しました。

心の折れ方、弱り方も人それぞれでしょうから、
正直響くかどうかは分かりません。
ただ、これなら自分でも出来そうと思ってくれる方がいたら、私も報われます。

①難病で死にかけていた時、友人から励まされても無理だった事

結構エグい病態写真もあるので、
気の弱い方は無理して読まなくても大丈夫ですが。
以下の記事を書いていた頃は
人生の中で一番絶望というものを感じていました。

要約してしまえば、治療しているにも関わらず、
全身の皮膚の壊死進行が止まらない状況でした。
そもそも症例が少なく、治療法も確立されていない難病だったので、医師も全てが分かる訳では無く、先行きがとにかく不安でした。

このままだと生命に関わる危険性もあると言われて、致死リスクもある強い投薬治療法に切り替え、
夜はほとんど眠れず、このまま死んだらどうしようと本気で考えていました。

自分自身の事ももちろんですが、万が一遺される家族がとにかく心配でロクな妄想しか出来ず、心がボロボロでした。何かを考える事自体がもう辛いという状況でした。

どんどんネガティヴになる自分が嫌で嫌で仕方がなく、何とかいつもの自分で在ろう、気丈でありたいと必死でした。
結果、心が余計に疲れていったように思います。

ちょうどこの頃に医療従事者への感謝のnoteも書いてます。
これ自体は本心で書いてますが、
今思えば、原因となったバクタ処方を恨みかねない自分自身への事前の戒めの気持ちもあったかもしれません。

そんなズタボロな状態だとは知る訳も無く、
友人からはいつもの私だと思って、
「そう言う時こそまずプロ計を書け」と励ましを貰いましたが…

その当時は正直、
「うっさい、今こっちはそんな余裕全く無いわい!」
と思いましたね(苦笑)

ネタに使ってごめんよ、友人。
本気で感謝してるし、今度なんか奢る。

本気で心が折れて、余裕など全く無い人に、
それでも前を向け!と言う、思うのは、
余裕が有る人、有った頃の傲慢になりかねないと気付きました。

もちろん、それで立ち直れる人もいるでしょうから、ダメと言う訳では有りません。

ただ、自分自身が前向きで在ろうと思い込む場合も含めて、
余計にストレスをかける、自分を追い込んでしまうリスクは身をもって痛感しました。

②心折れていた時に心底嬉しかった事は理解して貰えた事。

こんなズタボロの状態だったんですが、
唯一嬉しかった事があります。
上の抗がん剤体験⑦の記事にコメントを貰えた事です。

何か遺したい、自分の信念を貫きたい一心で書いただけの記事でした。
でもこの辛い状況を誰でもいい、誰かに理解して貰えた、届いたと分かった時、大泣きしました。

いい大人が恥ずかしい話ですが、
今でも思い出すだけで涙が出るくらい、
本気で救われたんです。
泣くだけ泣いたら、少しだけ落ち着いたのを良く覚えています。

本当に辛い時は、まずその辛い状況、気持ちを
誰かに理解して貰えると救われるんだと私は思います。

③自分の心境への寄り添い方

心が折れた時、本気で辛い時に
自分に無理してまで前向きで在ろうとしなくても良いと思います。

むしろ、自分の何が辛いのか、状況や自分の感情を素直に発露して整理すると良いように思います。

それは他のがんサバイバーや看取った方達のnoteを拝見していても思います。
全ての人が辛い現実をポジティブに受け入れられている訳では無い。
辛い心境を正直に綴られているのを読んで、
そうだよな、私もきっと同じ事思うと共感しました。

自分に正直で良いと思います。
辛い心境、状況を素直に書き出してみて下さい。
そうする事で、まずご自身の心に自分が寄り添えて、落ち着いてくると思います。

勝手に紹介してすみませんが、
こちらの心琴さんの自分自身の機嫌を取るために書き出すと言うのはすごく良い方法だなと思いました。

心琴さんとはやり方が違ってすみませんが、
もしその辛い心境、状況を世に出しても良いものなら、破り捨てずにnoteを発信しても良いと思います。

誰かに辛さ、心情を理解して貰えると言うのは、
それだけで救いになります。
少なくとも私は読みに行くし、コメントすると思います。
私自身がそれで救われたから。

④弱っている人への寄り添い方

もし、自分では無く、家族や友人が心折れてる、辛い状況であったなら。
ただ、ひたすらに聴いてあげてみて下さい。
整理して言葉に出せる心境で未だなければ、側で寄り添ってあげるだけで良いと思います。

励ましや助言は本人が落ち着いて余裕が出てからでいいんです。

私自身、これまでは良かれと思って、
「〜したらいいんじゃない?」と安易に言ってしまっていたんですが、今日から自省しようと思っています。

相手の気持ちを考えて寄り添ってあげるのが
相手にとって一番大事だと思います。

この記事が参加している募集

noteの書き方

私のストレス解消法

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?