そら

生命の悲惨を書くことが多いです。

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そらの作品集

このnoteには、俺が…時には血肉から取り出し…時には脳みそで生み出し…時には綿密に…時には適当に…綴ってきた作品、その(ほとんど)全てを…改めて書くッ!! といっても本格的に創作始めたのはつい最近なので、このnote、あまりボリュームないです。すぐ読めちゃうと思います。 筆者:そら(X:@dmaikerujakuson) 絵:まるぱも⚡🐾(X:@marupamo) 執筆日:2024年3月2日(土) ※ちなみにまるぱもの本業は絵師ではなく、ミュージシャン。 JOYSO

    • 血詩「宿命」

      • 遺詩「怨み」

        • 叫詩「絶望の先で」

          翼の失敗は血縁への幻想。親といえど並大抵の人間であり彼女の悲惨な精神構造を理解できる器ではなかった。翼と翼(既死)は同時に喋り出したが(「今からあんたの」「私達ずっと」)、翼(既死)の方が声が大きかった。目の前で不可解な死を遂げた娘に両親は困惑したが、何らかの後悔を抱くようなことは特になかった。

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        そらの作品集

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          8本

        記事

          絶詩「愛殺」

          「愛殺」 君を愛していた だから終わらせてやった 恐悲憎痛で塗り潰された、君の世界を 辛かったね。長かったね。お疲れ様だ。 棺には必ず、君の宝物のぬいぐるみを。 墓前には必ず、君が好きだったお菓子、 アイス、ジュース、何もかも全てを。 物言わぬ冷たい亡骸が、涙で湿っていく

          絶詩「愛殺」

          酷詩「DEAD or ?」

          「DEAD or ?」 保険証を破損したのが始まりだった 再発行に一週間かかるらしく、 診察予約を来週に延ばした 精神医療において突然薬を断つのは禁忌 毎日7種飲んでいた彼は初めて思い知った 強い空腹でかじった食パンがまるで毒物 眠らない頭、鼻血ドバドバ、震える手足 記憶が、点滅して消えていく 彼は死にたくない一心で病院へ向かった 何度も意識が飛び真っ直ぐ歩けなかった だが、足下に絶望が潰れる感触 「これはゲームだ」 全ての絶望を踏み潰した先に、病院 そう信じ、一歩、一

          酷詩「DEAD or ?」

          悲詩「無慈悲なる9割」

          「無慈悲なる9割」 もしも今日 君と会える最期なら 私は何を望むだろう 決まっている 10%の期待にかけて 私の全てを君に曝け出すんだ 言葉を尽くして 理解してもらえなかったら 胸を裂いて心の臓を取り出して絶命 君に拾ってもらおう 私の全てを まさしく手に取るように わかってほしい。 ※⬆補足 コラボ作品です。最初の3行は水乃しずくさん(X:@ainoshizuku429)が創りました。

          悲詩「無慈悲なる9割」

          悲詩「雨音の子守唄」

          「雨音の子守唄」 逃げてきた、10歳の少年 暴力が支配する家庭から 悪意一色の学校から 大好きなおばあちゃんとの死別から 逃げてきた 逃げることから逃げられず、 知らない土地、氷点下を彷徨い、 雨宿りができそうな大樹を見つけた 冷たい木にもたれかかって数時間 すると何故だろう、 雨音が優しい そこに懐かしさすら覚える不思議 おばあちゃん...? その刹那、少年は何も見ていない 木の冷たさも感じていない 僕はとうとう、逃げ切ったんだ。 彼の最期は雨音と共に

          悲詩「雨音の子守唄」

          悲詩「お散歩日和」

          悲詩「お散歩日和」