ナンセンス先輩教
寝る前の30分。
どうせスマホをいじっているなら、noteを開けば何か生み出せるのでは。
そう思ってはみたけれど、ろくなアイデアも奇天烈な言葉も出てきはしない(しかもそのまま寝てしまってもう朝だ)。
ただ今ふと思い出したこと。
わたしは宗教みたいになった集団がどうしても苦手だ、という話。
先に断っておくと、宗教そのものを貶すつもりはさらさら無い。
自分自身は無宗派だけれど、初詣は近くの大きな神社に行くし、お寺へお墓参りも行く。
困ったときは神に頼むしお腹が痛いときは神に祈る。
あれ、ちょっと神様寄りか?
いや、宗派は今どうでもよくて。
昔から先輩後輩だとか仲間内だとか、そういったものに上手く馴染むのが苦手だった。
特に部活の先輩後輩、あれは本当に苦手だ。
体育会系の部活に入っていたこともあり、そこそこ厳しい上下関係というものを見てきた。
先輩の言うことは絶対。
誰かがミスをしたらみんなが集められて、かわるがわる現れる先輩方のお説教を聞く。
「はい!ありがとうございました!」
多少理不尽でも、こちらに言い分があっても返答はひとつだった。
違和感。
「宗教みたいだな」と思ったことがあった。
先輩の言うことは絶対で、それに従って、そして先輩は"先輩だから"敬う。
"先輩教"。他人にこんな話をしたことはないけれど(たぶん)、年齢が上だからって先輩がそんなに偉いわけではないと思っている。
何も全学年横一列なあなあフランクな雰囲気を良しとしたいわけじゃない。
けれども、たかだか1年生まれるのが早かっただけで、"先輩"ってそんなに偉いのか?という思いがどうしても抜けなかった。
これだから集団行動に向いていないのだ。
もちろん先輩には敬語で話すし、敬意をもって接するけれども、それは後輩に接するときだって同じだ。
むしろ、後輩や年下相手の方が気を遣っていることも多い。
反対に、後輩もわたしに対して"先輩だから"を理由に敬わなくてもいいと思う。
まずわたしはそんなに出来た人間ではないし、それでも「この人には尊敬する部分がある」と思ってくれるなら嬉しいけれども、いかにもな先輩後輩の上下関係みたいなものは無くていい。
と、こういう思考だから、集まってきてくれる後輩はテキトーで無礼なヤツが多いのかもしれない(褒め言葉のつもりだ笑)。
でもそれが心地いいなと思う。
お察しの通り、こんな"後輩"を好く先輩なんてそうそういないので、仲が良いのは同期か後輩ばかりだ。
上か下かなんて年齢で判断するのは、どうもナンセンスだと思えて仕方がない。
ただ崇拝したくないから、上には厳しく。
崇拝されたくないから、下にはフランクに。
無意識のうちにそう接している。
…それで上司に呼び出しをくらったのは、割と最近の話なのであった(あれもナンセンスだったなあ…)。
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