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大人の心も癒やす子育ての実用書「キッズコーチング」

編集企画部の岡崎美葉です。

あなたは「実用書に癒された」
という体験がありますか?

もしくは、
大学の先生が書いた実用の本で
「受け容れられた」
読後感を得たことはありますか?

本日ご紹介するのは

『子どもの態度がみるみる変わる
0歳から6歳までのキッズコーチング』(竹内エリカ著)

です。


大人が癒される子育ての本

この本は子育ての専門家である竹内先生が
「子育てを教える」
ために書いたのではありません。

竹内先生は、子育ての専門家としての
机上の空論を手放しました。

一人の悩める母として、
自らの失敗を含む体験を
ママたちと共有することを決めた
のです。

だから親でもなく、
ママ友でもなく、
なんでも相談できる先輩が付いている
安心感が本書にはあります。


子どもの成長には”7つのステップ”があると知っていたら

子どもの誕生と共に
自動的に「親」となるママは、
誰もが初心者です。

未体験の、
そして想定外の出来事の連続に、
喜んだり驚いたりの毎日が始まります。

ただ、子どもは「かわいい」
だけでは済まされません。

むしろ「なんて大変なんだろう」
と思うことも多いのが現実です。

しかし、あらかじめ
「子どもの成長には7つのステップがある」
ことを知っていれば、
それが子育ての羅針盤となります。

何かがうまくいかない時には、
7ステップのどこでつまずいているのか
をチェックしましょう。

うまく対処できるようになれば、
子育てはずっと楽しいものになります。

年齢ごとに発達する機能と能力

子どもはそれぞれの年齢ごとに
発達する機能や能力が異なります。

たとえば認知発達の成長にともない、

1歳では運動能力が伸び
4歳では努力する力が備わり
5歳では思いやりの心が育つ

といった具合です。

お母さんは暴れん坊の1歳に
「お行儀よくしなさい!」と叱りますが、
それでは運動機能は発達しません。

わがままな4歳に
「我慢しなさい」と押さえつけますが、
それでは目標を持ち
達成する力が育ちません。

人の反応を気にする5歳に
「しっかりしなさい!」と急き立てますが、
人の気持ちに共感できるのは
素晴らしいことなのです。

子どもの気になる行動は
必ず発達と関係しています。

それを理解した上で的確に接することが、
より効果的に子どもの能力を向上させます。

それが、この本で紹介する
“7ステップコーチング”
という年齢別の接し方です。

型に当てはめるのではなく、個性を生かすためのコーチング

竹内先生は15000以上の
親子と接してきました。

その中で、困った子供よりも、
困った大人をたくさん見てきました。

そこで先生は
次のことが必要だと考えたのです。

「困った大人にならないために」今すぐにできることはなんだろう

そして竹内先生は
日本キッズコーチング協会を立ち上げました。

教えることを仕事にしていた
竹内先生ですが、1つの理論を
個性様々な子どもたちに適応するには、
限界がある
ことに気づき始めていました。

そこで、子ども一人ひとりの
個性を伸ばす大切さを尊重し、
コーチングという手法を取り入れたのです。

成長に「手遅れ」なんて無い!

お子さんがすでに中学生以上になっていても、

「6歳までに7ステップを
きちんと踏んでいなかったからもう遅い…」

と思わなくていいのです。

どこでつまづいたかが確認できれば、
そこで0からスタートすればいいのです。

それは現状を否定することではありません。
今、知ったというだけ。
発達の段階を知り、
そこから始めればいいだけ
なのです。

子育ては自分育てとも言われます。

親である前に一人の人間として、
7ステップのどこかにつまづきがないか
どうかを確認してみることも、

深く癒される体験となります。

ぜひ、本書を楽しみながら
読み進めてください。

そして子育てを楽しんでください。

DNAパブリッシング株式会社
企画編集部 岡崎美葉

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