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治療(投薬)のはじまり

私の病気⑥(シェーグレン症候群)

10年余り前に書いてもらった紹介状を持って、紹介してもらったリウマチの個人医院に行きました。

放置していたシェーグレン症候群の症状がいよいよ現れてきたのです。手先の冷え、レイノー現象です。寒いと指先がびっくりするほど紫色になってしまいます。また就寝中に暖かくなると、指先がぱんぱんに赤く腫れて、霜焼けのように痛痒くて起きてしまいます。こりゃまずい。早く診てもらわないと。

初めての病院。名前を呼ばれて、恐る恐る診察室に入ると、びっくり!10年以上前にお世話になっていた総合病院のリウマチ科の先生がいたのです。その先生に書いてもらった紹介状を持って来たのです。
なんと、総合病院からこちらの個人医院に移られたとの事。白髪混じりの先生を見て、月日の流れを感じ、また非常に懐かしさもこみ上げてきました。
そして何より安心感。緊張がほぐれました。

せっかく書いていただいた紹介状を長い間放置したお詫びと言い訳(ずっと何も症状が無かった事)を話し、今の症状を説明しました。先生は「よく取ってあったねー。」と笑いながら、ご自分で書いた紹介状を眺めていました。まるでタイムカプセル。

血液検査もして、「まず2週間お薬を飲んで様子を見ましょう」血流を良くする薬が2週間分でました。根本治療ではなく、対症療法です。

帰り道、ああ2週間に1度の病院通いが始まった。いつまで続くのだろう。やっぱり私は病気なんだ。これからどうなるのだろう。となんだか気が重くなりました。

そして毎日3回食後の投薬が始まりました。


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