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3Dプリンタの活用 ②テンプレートの作成

3Dプリンタは買ってみたものの,モデリングが覚束おぼつかずに,プリントするネタがないといって困っている人いませんか.そんな時には,テンプレートを作成してみることをお勧めします.

3Dモデル案

iPhone,iPadなど幅広く使えるスマホ・タブレット用スタンドのテンプレートモデルを作成する.

スタンドのテンプレモデル

中央下側に電源ケーブルを挿すようなタイプのスマホやタブレットでもスタンドに置いたまま充電できるように下側に空間を設けている.結構な重量のタブレットであってもしっかり支えられるようなどっしりとしたデザインにしてみました.

Shapr3Dでモデリング

Fusion360もお勧めですが,今回はShapr3Dを用いて,iPadで作成してみました.出先のすきま時間が有効活用できて最高です.特に新幹線での作業がGoodです.集中できます.

断面形状をスプラインでカーブを作成する際に,端点をクリックする前にペンを延長線上にある何かを参照としてなぞるようにドラッグして制御点を付加させるのがコツです.

スプライン制御点

寸法もなるべくなら,数値でコントロール(いちいち値を入力)するのではなく,拘束を活用する.

スケッチ > 拘束

並行,垂直,正接,一致,中間点,同心,水平,同等,対称といった拘束条件を設定する.

テンプレートモデル化

作成したスタンド形状に一工夫追加することで,テンプレート化することを考えてみる.
例えば,スタンドの背面に図の様なドット的な突起を矩形状パターンで作成する.

スタンドの背面

このような形状にしておけば,複数個プリントしておいて,あげたい人のイニシャルになるように,不要な突起を超音波カッターで削る.あるいは,突起に油性マジックで色を塗るといったデコレートを施せば,1つの3D形状だけど渡す相手ごとに差別化することができたりする.

これは一例だけど,動物のイラストやシルエット的なものをスケッチでトレースして,主となる部分の形状を作成しておいて,あとは使用用途に応じて,ちょっとした機能を追加することで様々なアイテムに変貌する.
①クッキーの抜き型
②ペン立て
③クリップ
④キーホルダー
などなど...

手抜きと思われるかもしれまんけど,こういうところからみんなで気楽に始めてみませんか.


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