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生まれた直後

生まれてからはすーちゃんはNICUに入院となった。
NICU(新生児集中治療室)で保育器で管理されるようになった。保育器の中は酸素濃度や温度、湿度が調整されておりお母さんの子宮内の環境に近い状態を保つようにしてくれている。すーちゃんは人工呼吸器で酸素を、点滴から水分、栄養、血圧を保持する薬を補充されていた。(痛々しい姿で妻は見るのが辛いと話していた。)ただでさえ新生児の血管はとても細いのに、超低体重児のすーちゃんの血管はさらに細い、その点滴チューブや人工呼吸器、栄養チューブが動いた時に抜けないように少し固定されていたりする。生まれてすぐに採血を行い、血液中の酸素濃度、二酸化炭素濃度を測定したり、栄養状態を確認など行ってくれていた。その採血で貧血となり一時的に輸血をしていた。ただ呼吸状態や血圧は安定しており、保育器越しに「がんばってるな、すーちゃん。」と声を掛けておいた。
その後、担当主治医と看護師さんが説明を行ってくれた。この時妻は帝王切開直後であり、説明は1人で聞いた。今後おしっこが出るか、うんちが出るかが重要であることや3日以内は急変はあり得ることなど、感染症のリスクや今後の障害についての説明を受ける
サイトメガロウイルス感染
未熟児網膜症
主に上記2つの可能性を説明され、他にも多くの合併症の可能性は示唆された。
いろんな合併症やリスクがあることを改めて確認した。医師になるための勉強をしてきているためもちろん知っていることも多いのだが、専門外はあやふやな知識のためそんな可能性もあるのかと思いながら多くの書類にサインをし、後で妻に説明しておきますと話し面談は終了した。

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育児日記

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