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「コミュニケーションスキル」を考えてみた

 北上さんがコミュニケーションスキルについて言語化してました。採用現場の方がフワッとしがちな「コミュニケーションスキル」を、自分の持つ語彙中にある「ことば」で「説明」する姿勢は、それを大事にしているからこそなのだろうなぁ、なんて関心をした次第なのです。

 そこで今回、割と「人当たり"は"いい」といわれる機会が少なくはない自分を踏まえて、コミュニケーションスキルについて考えてみます。

 「コミュニケーション」と「スキル」を広辞苑で調べてみると、以下のようにでてきます。

■ コミュニケーション
「社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達」と記されています。
■ スキル
熟練した技術。手練。技能。

 こうやって字面としてみると、非常に高度な内容のものなのだと思えてなりません。人と人の間で行われる知覚・感情・思考の伝達は、五感だけではなく、感情や思考といった脳機能にまで及ぶ高次な能力といえるわけです。

 高次、つまりは質の高いものであると共に、「技術や技能」と表現する以上、それを使いこなす人間は数多の伝達方法を用意できている手練なのだと理解できます。

 親睦会など、「コミュニケーションを取る」目的に行われる飲み会をはじめとした、あらゆる会をいいかえれば、「仲良くなるための機会」だと思うのですが、そうなった場合、みなさんが想像する過程はどんなものですか。

 すでに上で言葉の意味について触れてしまっているので、深く考えなければならない状態になっているのは承知の上ですが、「話す」だけではコミュニケーションとしては完全ではない、と思えますよね。

 「ことば」を発するにも、声のトーンであったり、内容に対する感情の乗せ方だったり、場の雰囲気もそうだし、身振りや手ぶりなんかもそうです。

 「話す」だけなのに、実はいろいろな情報が混ぜこぜになっているのだと「知って」いれば気づけます。さらに、「知覚・感情・思考の伝達」を意識すれば「コミュニケーション」として質が高くなるといえますね。

 では、次にスキルです。

 技術や手練れ、技能なんて「ことば」で説明されているように、それに付随する(今回でいえば)コミュニケーションを、もっと強く発揮させるためのいろいろな方法を提示できるだけの"余裕"を持てるだけの術を持ち得ているかどうかです。

 人が「ことば」を発する際には、「誰」に対してなのか、どんな「場」でなのか、どういう「状況」なのか、などの環境があり、その環境次第によって同じ「ことば」を発するにも、物言いを変えたり、文言を変えたりする必要があります

 ただ、その物言いを変えたり、文言を変えたり、表現を変えたりするためには、経験が必要

 人と話す際にすごく緊張し、いいたい内容の30%ほどしか話せない人が、企業の命運を分けるようなプレゼンテーションをうまくできるとは思えませんし、異性と話した経験がない人が、ものすごく魅力的なデートの誘いをできるとは思えません。

 何でもかんでも経験を積めばいいのかといえば、そうではなく、絶対的・相対的、それぞれに評価軸は異なるかもしれませんが、質の違いが考慮されるべきで、それは経験する量が増えてくるに従って、徐々に経験した内容に対する「質」が明確になってくる。

 経験値が増えてくるに従って、環境(相手や場、状況など)の影響を受ける度合いが少なくなります。簡単にいえば、ものともしなくなります。環境に振り回される日々から、環境に影響されなくなり、環境を利用できるように。

 それだけの手札を持てるようになった人は、いわゆる"スキル"が高い人なのでしょう。

 整理すると、高いコミュニケーションスキルを有している人物は、会って話をする際に、ただ言葉を発するだけではなく、「知覚・感情・思考」を相手の状況、感情、思考に"合わせて"伝達できる人であり、そんな人が目の前にいたら魅力的でしかありません。

 さて、ここでぼくです。

 ぼくはこれまでの人生の中で「人当たり"は"いい」といわれてきました。その自覚もあります。だけど、その「"は"」が付いている状況に不満を感じつつも、なぜ付いてしまうのかといった自覚も持ち合わせているので、上でいう"コミュニケーションスキルの知覚・感情"の伝達はそれなりにできているからこそ、そんな評価をされるのかもしれません。

 ただ、思考の伝達や、それをどんな環境でもできるのかといえば、少し難しいとは感じていますし、実際に上手にできてるとは思えません。

 そうなると、たしかに「人当たりはいいけど、説明下手」的な受け止められ方をしているのも、あながち間違っていないのだろうと感じます。

 こりゃ、あらゆる企業の面接を通るのは至難の技なのかもしれません 笑

 しかも、これ以上深掘りすると自分を傷つける形で進んでいきそうなので、やめます 笑


 今日もお読みいただき、ありがとうございます。こんな風に考えてみると、やっぱり人と意思疎通を図るのって、大変だけど面白いですね。

ぼく:遠藤 涼介/Endo-san (@ryosuke_endo

#スポみら (元 #スポーツの未来に僕たちができること )オーガナイザー。 第一弾、新潟経営大学イベントの資金調達を目的に行ったクラウドファンディングは3サイトで募集し、すべて目標達成(総合達成率140%)#新潟 を #前向きな空気の溢れるエリア にすべく活動中。


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