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【バランスの良い愛犬ごはんが基本】わんちゃんに必要な栄養って?


皆さんはどんな基準でごはんを選んでいますか??


人だったら「野菜を食べなさい!」とか


「バランス考えないと!」とかよく言われてるんじゃないでしょうか??


私もよく言われました…


個人的にはきゅうりとかすっごくダメなので


ポテトサラダとか酢の物とか毎度苦手なものと闘ってました(笑)


今回は苦手な食べ物の話ではなく


★  バランス  ★


について




あなたは愛犬のごはんを選ぶときどんな基準で選んでいますか??

食いつき?健康的?


最近では療法食や総合栄養食と
良いフードが多くなってきましたが


実際どれが良いのかわからず


とりあえず有名なフードを選ぶ。


確かにとっても良いフードでわんちゃんの健康にとって素晴らしいです



しかし食いつきが悪かったらどうしましょう


とくにトイプードルやチワワなど


好き嫌いや食べムラが激しい子たちだと


何日も食いつきが悪いフードを与えるわけにはいきません。



今回はフードを選ぶ際や手作りごはんを上げる際意識したい


わんちゃんにとって必要な栄養素について


細かく解説していきます




【結論】わんちゃんにとって必要な5大栄養素とは?



わんちゃんにとって

蛋白質、脂肪、炭水化物

は三大栄養素と呼ばれ健康の維持や生きていくために必須の栄養素で


さらにビタミン、ミネラルを加えると五大栄養素


さらに水を加えると六大栄養素と呼ばれます。


わんちゃんの健康を意識していくとすれば


これらを意識しているのと意識していないのでは


健康寿命に大きな差ができます。


ではこれらの栄養素はどうして必要なの??


食べさせすぎるとどうなる??

不足してしまうと??

ここからは各栄養素について細かく解説していきますね



ごあいさつ



愛犬ごはん研究所をお読みいただき誠にありがとうございます🌟

愛犬ごはん研究所 所長のりゅうです。

動物看護師としての資格と経験をもとにドッグフードメーカーで

わんちゃん、猫ちゃんの栄養相談をしています。

愛犬ごはん研究所では

「大好きな愛犬にずっと健康でいてほしい」

という想いのもと

愛犬の健康寿命にフォーカスした


愛犬家さんにとって役立つ知識を紹介していきます。


ここすたぐらむもよろしくね❤️


三大栄養素 : タンパク質



タンパク質って何のために必要なの?


毛、皮膚、爪、筋肉、腱、靭帯、軟骨


などをを作るアミノ酸を供給するのがタンパク質の役割です

ホルモンや免疫物生成の材料にもなり、わんちゃんにも人間にとっても欠かせません


タンパク質は動物性タンパク質、植物性タンパク質の種類に分けられます


動物性タンパク質にはわんちゃんにとっての必須アミノ酸さんは全て含まれているんですが


穀物などの植物性タンパク質には一部のアミノ酸含有量が少ない場合がほとんどです。


必須アミノ酸って?


アミノ酸とはタンパク質を分解してつくられる栄養の一つですが

その中にはわんちゃんが体の中で自分でつくれる非必須アミノ酸と

作れない必須アミノ酸に分かれます。

アミノ酸は全部で22種類あって

動物の生命活動にはこれら全てのアミノ酸が必要なんです


わんちゃんの場合は12種類のアミノ酸は体内でつくれる非必須アミノ酸



と残りの10種類は食事から摂取しなければならない必須アミノ酸があります。


要は体でつくれないから食事で摂取しないとだめですよ

っていうのが必須アミノ酸です。

☆食事中のタンパク質の役割は大きく2つ

①必須アミノ酸を供給すること

②非必須アミノ酸を体内で合成するための窒素源を供給すること


タンパク質が不足すると?


良い質問ですね。


タンパク質が不足してしまうと

・発達遅延
・体重減少
・生体機能低下
・被毛の発育も悪くなる

といった健康被害に悩まされます。

低品質のドッグフードをあげたり


炭水化物の多い食事を与えたりした場合に起こります。

人間もカップ麺をずっと食べていると糖尿病とか高血圧とかになってしまいますが

わんちゃんも同じなんです。

やっすいフードを与えているだけでは

わんちゃんも病気になっちゃうんです。



タンパク質を取りすぎると?


では逆に、タンパク質を取りすぎるとどうなるんでしょうか??


タンパク質を過剰に摂取した場合


余剰のタンパク質(アミノ酸)はまずエネルギーに利用されます。


エネルギーも十分な場合は脂肪などに変えられ


肝臓に蓄積されていきます。

これがどんどんたまっていくと内臓脂肪たっぷりのおデブさんになったり

脂肪肝になったり、健康を害してしまいます

摂りすぎも、摂らなすぎも良くないってことですね。


三大栄養素 : 脂肪



三大栄養素の中でもっともグラムあたりの熱量が高くエネルギー源となります。

脂肪のやくわり


⑴ 脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を助ける

⑵ 必須脂肪酸を供給する

⑶ 食物の嗜好性を高める

などが役割。
って難しいですよね。


脂肪は臓器の保護や細胞膜の形成、ホルモン生成の材料になります。


また、皮膚や被毛を美しく保つにも脂肪が必要です。


必須脂肪酸


脂肪にも食物から取り入れないといけない必須のものがあります

それは植物性の油に多く含まれるリノール酸(オメガ6)と呼ばれる物質です。

詳しい方はご存知かもしれませんがリノレン酸と呼ばれる物質もわんちゃんにとって大切な栄養素ですが


犬はリノール酸をリノレン酸に変換できるので別からとってくる必要はありません。


結構難しいのでここでは「へーこんなのあるんだ(棒)」くらいに思っておいてください


脂肪が不足した場合


必須脂肪酸が不足すると

・繁殖機能が抑制される
・被毛の光沢が失われる
・フケの原因になる
→進行すると皮膚炎になる
・妊娠中に欠乏すると新生児の異常や死産になる恐れがある

など、皮膚や繁殖能力に大きなダメージを与えてしまいます。

では、なぜ必須脂肪酸が不足するのでしょうか。


必須脂肪酸不足の原因


・低脂肪のドライフードを与えられている
・高温、高湿度で長期間保管されたドライフードを与えた犬に多い
→保存期間中に脂肪が酸化した可能性がある

このためフードには脂肪の酸化防止のための添加物が用いられていることが多いんです。

添加物はたしかに味付けだけだったり風味を出すために使われて

わんちゃんの体に良くないことが多いイメージですが。

健康を損なわないために使用されているものもあります。


脂肪分を摂り過ぎると...?


必要以上に高脂肪食を与え過ぎると


急性膵臓炎の発症の危険性が高まります

市販フードの脂肪含有量は、

成犬で5%以上、

発育期、妊娠期、授乳期で8%以上

とされています。

16%を超える高脂肪食は通常必要ありません。


ただし、労働犬では必要になるようです。

フードの含有量の面を見て
脂肪分5%~8%の製品を選ぶようにすると

必須脂肪酸の不足や過多を防ぐことができます。

三大栄養素 : 炭水化物



炭水化物は即効性のエネルギー源です。


不足すると疲れやすくなるし

摂りすぎると肥満を招き、様々な病気を招いてしまいます。


炭水化物はタンパク質や脂肪よりも安価でカンタンにエネルギーを補給できます。


しかしわんちゃんの体に米やパンが必須なのかというと実はそうでもありません。


ぶっちゃけ授乳中の母犬を除けば

炭水化物は必須のものではありません。


近年では穀物アレルギーのわんちゃんも多くグレインフリーのフードが良く出ており


特にアレルギーがないわんちゃんでも

グレインフリーのほうが健康的だという考えが広まっています。


獣医師によっては

炭水化物なんて与えなくていい!

という方もいますが


膵炎がひどいわんちゃんに試しにお米を上げてみると

血液検査の数値が良くなったというデータを示す獣医師もいます。


脂肪やタンパク質よりも即効性のあるエネルギー源なので

特にアレルギーがないのであればグレインフリー以外のフードでもよいと個人的には思います

大切なのはバランス

どれをあげちゃためとか

どれをあげたらよいではなく

食いつきが良くてバランスが良いフードやトッピングを選んであげるようにしましょう



終わりに


いかがでしたでしょうか。

今回はわんちゃんに必要な5大栄養素のうち

3大栄養素と呼ばれる

タンパク質、脂肪、炭水化物


について解説しました。


あなたが日々フード選びで実践していることや

わんちゃんの健康のために使っているものがあればぜひコメント欄や

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