子は親を選べない

 この文章は私の経験した家庭の話であり、実際のシングルマザー家庭・シングルファザー家庭。再婚後の義母・義父について否定する文章ではありません。

 自分のきもちを純粋に、正直に書き綴るというのは勇気がいると思う。否定される事を考えると特にそう思う。自分の本心や価値観自体を否定されると感じてしまうから。

 僕は母が嫌いだ。母の夫(呼びたくも無いが義父)も嫌いだ。

 2、3ヶ月に一度、母のTwitterアカウントを覗く。

ツイートを見つつ

 「何を言っているんだ?」

とか

 「偉そうに言えた口か!」

などと思い憤るのが目的だ。

 こんなこと人様に言えたことでは無いのだが、今日ふと見に行ったら中々マトモな呟きをしてるな、と上から目線で思った。

 母とは数年前に口論をした。「死んでしまえ」と言われた僕は一生口を聞かないと決めた。事務的に話をしたことはあったが、今でも考えうる限りの無残な最後を迎えてほしいと思う。

 被害妄想かは知らないが、心理的虐待か一種の洗脳を受けて来たと思う。


 限界なので今ある不満を垂れ流します。


 子供の頃、よく母から言われた言葉と言えば

 「私を乗り越えれば世間なんか辛くないからね」

 が挙げられる。

 当時はそんなものなんだろうな、と思ったが、今思えば自分の言動を正当化しているようにしか見えない。ふざけるな、本当にふざけるな。なぜ7歳にして奴隷への英才教育を受けなければいけなかったのか。

 確かに母には半分程シングルマザーとして僕を育てて頂きました。それは感謝するべきです。しかし、だからと言って全てを無罪放免にしたくは無いんだ。

 昔から自分の価値観を押し付ける人だった。他人(僕)が自分の型に収まらないのを不快に思い不機嫌になる人だった。

 思えば!

 100歩譲れば!!

 心理的に不安定な人だった。

 心に余裕が無かったのだろうと、思えるけれども!

 けれども本当に嫌だった。心の底から嫌だった。

 何度か自殺未遂をしたが、何一つ変わらなかった。

 その思想を理解できない僕がおかしいんだと、責められた。

 議論も何も無い。

 あるのは強要、強要。強要……。


 今では『小学校での素手でのトイレ掃除は辞めさせよう!』というツイートをRTやいいねをしている。自分の息子には便器の中まで舐めさせたことはお忘れになったのだろう。まあ時効でしょうけど!?

 母は中途半端に頭が良いがプライドが高いため盲信したものは万能だと決めつける節がある。気がする。

 鍼灸療法に対してがそうだった。西洋医学に失望したのか鍼灸院に通い出した母。僕自信これに対してネガティブなイメージは無いのだが、罰のようにお灸を強要された時は殺意と自殺願望が溢れた。あの時死ぬ勇気があればと思う。本当に僕は意気地無しだ。「楽になる」という表現がこれほどしっくり来たことは無い。

 義父は頭が悪い。悪いクセにプライドは高い。母と同じく自分の価値観を押し付ける人間だった。同じ人間であることが恥だ。ことあるごとに武勇伝を語りだす。つまらない能書きがずっと続くのだが、途中で飽きてきたとバレれば何かしら怒鳴られた記憶がある。

 自室のベルトをドアノブにかけて窒息死しようと試みたが、義父に阻止され顔面を激しく殴打された。首を吊っている間は恐怖も苦痛も感じなかったのに、その瞬間に生まれた。

 2人とも自分の価値観を押し付ける人間で、意見の相違があれば理性的に議論する間柄なのだが、どうやら僕には人権が無かったのか知らんがYes以外は怒鳴られた。怒鳴られるのが心底嫌だったので肯定ばっかりしていたが「自分の意見を言え」と怒鳴られることもあった。

 僕が小学生でまだ両親が交際中の折、母と大喧嘩をして病院送りにしたことがある。精神病棟に入れられたことを知り、心配より先に母が正常な人間になって戻ってくると期待してしまったのを覚えている。結論を言うと息の根を止めておけばよかった。

 小学2年生から義父が家に立ち寄るようになった。当時の僕は母から褒められる時に「カワイイ」と言われることが多く、それが嬉しかった。義父はそれを「男らしく無い」という事で禁止した。それから貶される事は増えど、褒められる事は減った。

 思えば褒められた記憶があまり無い。頑張りを褒めて貰いたくて見せたら「そんなことできて当然だ」と言われたことならある。1700文字も書けて偉い!

 下の子が生まれた。「わぁ、命だ」と思いつつ「この子を殺したらどれだけ悲しませることができるだろうな」と考える自分が情けなかった。もちろん実行はしなかったが。

 こういうことを思い出すと自分がどんどん残酷になっていくのでここまでにします。

 

 このnoteを読んでくださりありがとうございます。私よりも酷い環境で育った方など星の数ほど居ます。分かってはいつつも我慢できなかったので吐き出させて頂きました。

 自分に都合の悪い事を書きたくない性分ですので、両親を否定することばかり書いています。もちろん私よりも私に非があり殴られたり眠らせて貰えなかった事などもありましたが、ここまで育ったのも両親のおかげですし、僕も一家心中してくれればと心から願っております。

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