コンサル会社=悪ではない。行政のスタンスが悪いからコンサルが悪く見える。
ドイツにまちづくりの視察に行った際、「まちづくりにおいて最も大切なことは?」と現地の方に伺ったら、「それはオーナーシップだ」と言われました。
オーナーシップは、自分ごと感とか、当事者意識とも言い換えられると思います。つまり、私ごととして取り組むことが重要であり、当事者意識こそがすべての源泉になるということです。
よくよく考えれば、担当の行政職員はもちろん、そのまちに住む人々、あらゆる人たちに当事者意識がないまちが活性化するわけがありません。
コンサル会社は本当に悪なのか?
まちづくりを進める上でよく出てくるのがコンサル会社の存在です。コンサルと聞くと、まちづくり業界では悪として扱われることも多いですが、本当にそうなのでしょうか?
仕事柄、コンサル会社の方とご一緒することがよくあります。実際に話してみると、みなさんとっても優秀だし、良い方ばかりだと感じます。
たしかにコンサル会社はお金の切れ目が縁の切れ目で、お金がなくなるとささっといなくなってしまうことがあります。でも、それはひとつの民間企業の判断としては当たり前のことではないでしょうか。
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