世界観を用意してそれにはまってもらうスタンスのドラマなので、登場人物の説明はストーリーに必要なところだけになっている。この手法ってキャラがいいか、会話がいいか、世界観設定がいいかなど、登場人物に思い入れが生まれなくても引っ張っていける魅力が必要で、自分はあんまりそれが感じられなかった。謎解きは結構ちゃんとしてて好きで、キャラ設定の事件解決の不可能担当・不可解担当みたいなのも好きだし、ドラマ自体が悪いわけではないと思うけど、でもなんか見心地が良すぎるっていうか、もっとスケールを大きく作れるのにお手軽にしてるっていうか、全体的に見やすくてつまんない、みたいな。でも松村北斗はかなり良かった。相方は中の下。もうしょうがないのかもしれないけど、助手になんの特徴もないちょっと偉そうでトボけてて、いちいちリスク管理を促すお茶目なかわいい女子高生を使うのって見飽きたよ。ダサい。これもドラマの格を落としてる。