詩「沢蟹の叫び」

俺は世界に投げ出されて
世界は俺を濃密に包み込む
人々は訳の分からない言葉と行いで俺を困惑させ
自然はその不可思議さと多様さで俺を孤独にする
俺の小さな感覚器官は絶え間ない刺激で疲れ切っており
川底の沢蟹めいてじっとしていたいと願う
しかし沢蟹もまた生を叫んでいる!


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