詩「はてな」

なすすべのなさを湯船に浮かべて
肉体の中でまどろんでいると
「かくあるべし」の塔の上から
えらい人がこちらを見下げておるよ
ああ愉快だな
そう言われてもこちとら生まれてきたばかりで丸裸で
四則演算にも惑ってばかりだ
はてな

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