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予定のない真っ白なGW

毎日8時ぐらいに目が覚める。
GWということもあり、前日はたっぷり夜更かししているにもかかわらず、仕事がある日と同じ時間に起きてしまう習慣がついている。

たまには早起きもいいかと、そのまま起きてメイクをする。

特に予定もないが、バチバチに可愛くしようと意気込み準備に1時間以上かける。
仕事がある日は40分で準備を済ませてる女には思えないほどに、念入りな準備だ。


行くあてもなく、とりあえず前日できた近所のカフェに向かう。
店には立派な開店祝いの花で満たされていた。


店に行くとワイングラスに注がれたコーヒーのお酒を飲んでいるおじさんと、コーヒーが淹れ終わるのを待つおじさんがいた。
おじさんのサンドイッチになりながら店内に入る。

30代ぐらいの女性が出迎えてくれ1人でお店を回していた。
とても明るく元気の出る接客に反して、私は起きてから一切声を出していなかったため、小さい声で注文する。

「無愛想に映ったかな」とあとになって心配していた。

店員さんによって運ばれてきたプリンとコーヒーを味わっていると、店員さんのママ友だろうか、子供を引き連れてお店に来た。
楽しそうに会話しているのを小耳に挟みながらチビチビとプリンを食べる。
私の好きな硬めのプリン。

完食して食器を返しにカウンターに行くと、店員さんの子供もお店に来ていたのか、カウンターに入ってママのお手伝いをしていた。
私が返却しようとした食器も取りに来てくれた。

店内の雰囲気と店員さんの愛され具合を見て、ほっこりしてお店をあとにする。

今日は気持ちがいいほどに晴れていて気分がいい。
散歩しようかな。

そんなことを思っていると、急激にお腹がいたみだす。

だめだこれは。

危ない!!!!!!


28年間生きてきた私はただならぬ顔で家に直帰し、トイレに駆け込んだ。

10分ぐらいこもって、真っ白な顔になる。
いろんな意味で真っ白なGWの始まりだ。

そのまま散歩に行く気力を無くし、寝込んでしまった。

せっかく朝から起きれたのにもったいないことをした。
今日はおなかを休めることに専念しよう。
そうしよう。

そして私は眠りについた。

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