読書感想文の本選びの極意 。もっとも書きやすい本って、これ!
毎年、課題図書から選んで、読書感想文の宿題を書かせる学校って、多いですよね。国公私立、あまり関係なく、「そういう伝統」がある小学校はって、けっこうあります。
宿題で出しておけば、誰かがいい読書感想文を書いて、「青少年読書感想文全国コンクール」(課題図書を決めているところが開催している、もっとも古く、もっとも大きな読書感想文コンクール)で賞を取るかもしれない、なんて考えるんでしょうかねー。
「うちの学校は、毎年、課題図書の読書感想文を書かせる」
と、知っている親は、行動が早いです。
近所の図書館に行ったら、びっくり!
小学生向けの課題図書は、かなりのリクエストが入っています。
絵本でも、けっこうなお値段、しますからね。
人気のある本は、リクエストが500人待ちと聞いて、驚きました。
とりあえず、課題図書のことは横において。
「読書感想文の本は、何でもいい」
ということであれば、もっとも書きやすい本は何か。
それは、「伝記」です。
それも、「エジソン」とか「野口英世」などではなく、最近の人の伝記がいいですね。
この13年、どんな本がいいか聞かれると、いつもこう言っています。
カンタンに言うと、野球少年には、憧れの野球選手、知っている野球選手の本、サッカー少年なら、今、活躍しているサッカー選手の伝記がオススメ、ということです。
今をときめく大谷翔平、ソフトバンクの柳田悠岐の本もありますよ。
サッカーなら、クリスチアーノ・ロナウドや、エムバペ、メッシ。
日本のキャプテン・長谷部誠―選手の本もあります。
羽生 結弦さんの本は伝記ではないけれど、好きな子は、書けそうです。
ほかにも、水泳の入江陵介さんや女子バスケの町田瑠唯さん、パラリンピックの選手など、たくさんあります。今も現役の人の伝記は、自分のエピソードも書きやすいですね。
なんか、リンク多すぎでしたね(笑)。
「まんが伝記」もあるので、気をつけてくださいね。
なるべく、まんが感がないこと。
「10分で読める~」みたいに、大勢の人が出てくる本じゃないこと。
まんがは早く読めていいんですが、読書家感想文を書くには情報量が足りないのです。そもそも「まんが」は基本的にダメです。
「10分で~」のシリーズも、結局、1人を選んで書かなければならないので、情報量が少なく、書いてもらうのに苦労した経験があります。
最近の人の伝記のいいところは、
「自分とくらべて、どうなのか」
「この人が挫折を味わったとき、こうした。自分だったらどうするか」
という感想が書きやすいからです。
子どもが知らなかった、有名選手の苦労などもあるでしょう。
「実在の人」をテーマにしている本は、書きやすいです。
逆に書きにくいのは、ファンタジーとか、高学年女子が好きなライトノベルでしょうか。「ハリーポッター」なんかも、書きにくい。ファンタジーだし、長いし。でも、
「どうしてもこれで書きたい!」
という、そこまでの強固な意思があるなら、それで書きましょう。その情熱は、活かしましょう。
一言であらすじが言えるような本が、書きやすいです。
たとえば
「小さい頃こんな感じだった●●選手が、こんなことやあんなことが合ったけど頑張って、世界的なサッカー選手になった話。」
という感じ。
でも、かならずお子さんに選ばせてくださいね。親が与えてはダメです!
一緒にアマゾン、見てみましょう!
あとで苦労しないために! 本選びは大事ですよ。
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