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われらの時代 (プーチン政権によるウクライナ侵攻弾劾篇)

僕には《時代》なんて要らない、
人間の死によって区切られた《時代》は。
僕には大ロシア主義など要らない、
汚いプーチンに従うくらいなら
僕は撃たれ倒れてゆく人間を愛したい、
銃口の向こうにいる兄弟を愛したい。

 そして何より僕らの時代には
 国境なんて要らないだろ?
 もう僕らの時代には
 殺しあったりしなくてもかまわないだろ?

      *

僕たちは長い鎖に繋がれ
重たい荷物をたくさん担がされ
進むべき未来も見えなくなって
ばらばらに固まって時折熱狂する。

僕たちを縛りあげて曳きずってゆくものは何だ?
僕たちを縛りあげて笑っているやつは誰だ?
もういいだろ?

 僕の兄弟よ。
 僕らの時代には
 国境なんて要らないだろ?
 もう僕らの時代には
 殺しあったりしなくてもかまわないだろ?

   (1989年5月、2022年3月一部改詩)


2022/5/6(金)碑文谷「APIA40」 夢か現  より
https://www.youtube.com/watch?v=i0DttwbKQyc

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