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病み上がりなら家でゆっくり映画でも

26.1.2019 / どいちぇん日記 nr.10

Die 90er-Nostalgie
90年代への哀愁

先週は火曜水曜と病欠したが、結局その2日間とも少し自宅で働いてしまった。週末も仕事をするつもりではいたけれど、完治していない状態で2日間出勤したせいか、全身の疲労感が半端なく、土曜はいったん仕事のことは忘れることにした。そこで「90年代独りレイトショー」と称し、映画「アンドリューNDR114」(1999)と「ジェラシック・パーク」(1993)を鑑賞。80年代ギリギリに生まれたわたしの子ども時代を象徴しているのは、やはり90年代だ。原体験だったり、強く記憶に残っていることはその時代のことだし、印象深い映画も90年代の作品が多い。笑ったり悲しんだり、ときには目をつむっちゃったり……映画を観るという行為そのもののたのしみを知ったのも、わたしが映画好きな人間に育ったのも、90年代の映画作品のおかげなのだと思う。

1本目「アンドリューNDR114」は、当時ビデオ(ビデオだってよぉう)を何度観たかわからない。劇中に登場するフォーレのピアノ曲を弾いてみたくて、後に楽譜を買った。2本目「ジェラシック・パーク」は、「ボヘミアン・ラプソディ」でジョン・ディーコンを演じたジョゼフ・マゼロの子役時代見たさでチョイスしたとはいえ、最初から最後までワクワクドキドキしっぱなしで、改めて名作だと実感。どちらの作品も大人になってから初めて観たのだけど、いまのわたしは物語の細かい設定や登場人物のこころの機微がわかるようになっていて、まるで新しい映画を観たかのような新鮮さがあった。そして、両方とも現代の社会問題と照らし合わせて見てしまったところは、なんとも自分らしい。でも、最後にこころに残るのは、もう戻ることのできない子ども時代への哀愁だったりする。しばらく90年代の映画マラソンになりそうな予感。

memo:映画鑑賞のお供は、ポップコーンよりもポテチ派。Amazonで字幕版が199円でレンタルできるって知らなかった!

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