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何故、男は筋トレをしなければならないのか

私は社会人1-2年目の頃、このような悩みがあった。

「筋トレをする時間があるなら、仕事に打ち込んだり、転職や出世に有利になるような資格の勉強をした方がよいのではないか。」と。

私はその仮説通り、ジムの会員を辞め、筋トレを一切辞めてしまった。風呂に入る前に、自重での腕立て伏せやスクワットをしていたが、学生時代にパワーリフティングの全国大会に出場した経験があった私にとって、自重で のトレーニングは筋トレではない。私はその筋トレを辞めた空いた時間を使い、難関資格の勉強や読書をしていた。

毎朝、朝の5時半起床し、会社近くのスタバへ7時の開店と共に入店し、出社時刻の8時まで勉強。昼休みなったら、再度スタバへ行き、ワンモアコーヒー(おかわりコーヒー)を飲みながら、英語の勉強。そして、仕事が終わった後は、そのまま家に帰らず、契約しているコワーキングスペースで夕ご飯を食べながら勉強。

休日も少し遅い時間の6時に起床し、7時の開店と共にスタバに入店。午前中に3時間から4時間みっちり勉強した後は、午後から契約しているコワーキングスペースに移動し、閉店する5時30分までみっちり勉強する。

このような生活を約1年半続けたが、結局、難関試験にはかすりもしなかった。勿論、試験勉強を通じて得るものは多かったが、失ったもの方がはるかに多かった。

今振り返ると、無謀な難関資格に挑戦したのは良いとして、10年近く以上続けてきた筋トレを辞めるべきでなかった。

そこで今回は、仕事・キャリア形成と筋トレのどちらを優先するべきを悩んでいる人へ向けて、「男はどんな理由があれ、筋トレをしなければならない」理由について解説していこうと思う。

先ほど自分が上記で解説したように、ここ最近までは筋トレ否定派だった。中学でラグビー部に入部してから、パワーリフティングの全国大会に出場するまで、約10年間筋トレを続けていた。しかし、大学生4生の時にべた惚れしていた女の子に振られてから、筋トレを一切やめてしまった。筋トレして身体をデカくしても、ビジネスで稼ぐことはできないし、女の子を幸せにすることはできない。筋トレをするくらいなら、将来ビジネスで成功するために仕事をしたり、勉強しようと固く誓っていた。

しかし、今振り返ると、唯一10年間も続けることができて、全国大会まで上り詰めた筋トレを辞めて、夢に向かって努力している(風)な自分、かっけえ。と酔っていた。愚かだった。

では、何故、筋トレの頂点であるパワーリフティング全国大会に出場した後、筋トレ嫌悪に陥った自分が、男は絶対に筋トレするべきと言えるのかを以下の通り、説明する。

まず、筋トレ否定派の意見か以下のように整理できる。

【筋トレ否定派 主張①】筋トレしてもビジネスで稼げることはできない

フィットネス業界を除いては、筋トレをして身体をデカくしても直接、稼げるにようにならないのは言うまでもないだろう。中国で最もビジネスで成功した言えるジャックマーも、スピーチでこのように述べている。

「ビジネスで成功するために知性が必要だ。今中国でも筋トレが流行っているが、今の時代に筋肉は必要ない。仕事の経験を通じて、知性を高めるべきだ。」

自分の銀行時代の経験からも、筋肉が負担になっている感じた。社会時代、ほぼ全く筋トレをしていなかったが、貯筋(貯筋の筋は筋肉の筋)がり、ガタイがまだ良かった。しかし、身長が低く、体格にコンプレックスをもっている上司に嫌味を言われることが多かった。

「(仕事でミスしたときに)これだからお前みたいな脳筋は」
「筋トレしたって、エクセルが使えなきゃ仕事できないぞ」

体格にコンプレックスを持っていてかわいそうだなとくらいしか思わなかったが、たしかに筋トレするくらいなら仕事でつかえるスキルを身に付けた方が、上司を見返すことができるなとは思っていた。


【筋トレ否定派 主張②】筋トレしてもモテない

モテるために筋トレをするべきか否かの議論は、twitter等SNSから、男女の飲み会等のリアルな場面まで、永遠に行われている実感がある。数年前に小島瑠璃子が、インスタグラムのライブ配信で次のように発言し、筋トレ界隈で物議が醸されていた。

「筋トレしている男は嫌い。格闘技とかラグビーで付いた筋肉は好きだけど、筋トレで付いた筋肉は使えなさそうで嫌だ。」

また、私の実体験からも、男女の飲み会で、女の子から「筋肉が好き」あるいは、「筋トレしている人が好き」という言葉を聞いたことがない。

むしろ、大学生4年生の時に、ゼミで一緒だった女の子が、「私、ガタイ良い人嫌いなんだよね。襲われたときに抵抗できなさそうというか。中性的な人が好き。」と言っていたことが、今でも鮮明に覚えている。

では、これらの否定派の意見を踏まえて、何故男は筋トレをするべきかを解説していこうと思う。

【筋トレをするべき理由①】リーダーシップとはガタイの良さ

ガタイの良さはリーダーシップの大きな要素の一つであっても過言ではないと確信しているからである。あなたが思い浮かぶ、リーダーを思い浮かべてほしい。政治界、ビジネス界、職場etc..例えば、政治で思い浮かぶリーダーは、アメリカのジョーバイデン大統領、ドナルドトランプ元大統領、イギリスのスナク首相、ロシアのプーチン首相。ビジネスで言えば、テスラのイーロンマスク、メタのマークザッカーバーグ、楽天の三木谷、ソフトバンクの孫正義。

世界を牛耳っている政界やビジネスのリーダーから、自分の身の周りのリーダーを挙げたときに共通しているのは、皆、ガタイが良いことである。

留学先のビジネススクールでのマネジメント系の授業で何度も「リーダーシップとは」について、チームで議論し、インタビューをし、プレゼンをし、レポートをしてきた。また、日本でアイエルツの試験を受けたときに、たまたまライティングのテーマが「あなたが思うリーダーシップとは」だった。

そのとき自分は、ラグビーで誰よりも身体を張ってタックルをし、リーダーに選ばれた経験から、リーダーシップとは勇気であると述べた。(ラグビーでよく使われる自己犠牲を使いたかったが、英語がわからなかった)。

エッセイやビジネススクールのマネジメントの授業で、リーダーシップを語ることにとてもうんざりしていた。リーダーシップ論はとても抽象的で、再現性が無く、これらを論じたところで、じゃあ明日からどうしろっつんだよといつも思っていた。

しかし、自分の所属しているリーダーから、国や世界を牛耳っている政界やビジネス界のリーダーのほとんどがガタイという事実が偶然でないということを確信した。

何故なら、進化心理学の原理原則に「人間の脳は今だに、原始時代の機能と変わらないままである。」というものである。つまり、我々が猿人だったころ、獲物を狩って、生活していたときから、脳の機能は進化していないということである。獲物を多く狩ることができる、強さ・俊敏さ・スタミナを持ち、病原菌につよい猿が、サル山でボスザルとして地位を確立し、多くの雌を獲得できる。

デカい獲物を獲得できるあるいは、仲間同士の小競り合いで勝てそうかの有能さの基準が身体のデカさであり、現代の生きる我々は今だに当時の基準で人の有能さを判断しているのではないか。
 
【筋トレをするべき理由②】結局、筋肉はモテにつながる

まず前提して、女が言うことは信じるべきでない。上述した、ゼミナールが一緒だった、ガタイの良い人が嫌いと言ってた彼女、卒業して一年半後くらいに、ゴリゴリマッチョのパーソナルトレーナーと付き合っていた。どういうお笑いか説明してほしい。

おっぱいが嫌いな男がこの世に存在しないように、筋肉が嫌いな女はこの世に存在しない。おっぱいと筋肉は同じである。では何故、男はおっぱいが好きなことを、女は筋肉が好きなことを隠したがるのか。それは、男がおっぱい好きなことをすることで、「童貞感」を醸し出し、女が筋肉すきなことを公言することで「ビッチ感」をさらけ出してしまうと思い込んでいるからである。しかし、女と男で明確に違うのが、女からしたら、イケメンや筋肉好きを公言して、仲間内でビッチ認定され、コミュニティから省られるのは、原始時代だったら死活問題である。一方、男がおっぱい好きを隠すことは、単なるしょうもないプライドである。おっぱい議論で、「俺、Cカップくらいの大きすぎず、小さすぎないバランスの取れたおっぱいが好きだわ」という奴が、10人いたら15人くらいはいるが、そういう奴とは絶対に友達になれない。

では、肝心の筋肉があればモテるかモテないの議論をすると、結論、筋肉があればあるほど、モテるわけはないが、確実にAttraction(惹きつけ)になるとは言える。暴力こそ正義であった猿人時代は、デカくて強い、獲物を狩ることができるオスが地位と雌を獲得してきたように、現代の女は猿人時代であれば有能そうだった男に惹かれるのである。自分の体験談をすると、社会人になってから急にモテなくなった。学生時代もモテていたわけではなかったが、今までの人生で一番モテていたのは大学三、四年生のときである。社会人で急にモテなくなったのは、会社というサル山の下っ端として扱き使われているうちに、自信がなくなり、それが女性の前で負のオーラとして出ていたのでないかと自己分析していた。しかし、社会人になってからモテなくなったのはシンプルで、筋トレを辞めたからである。学生時代は、金も地位も無かった。しかし、筋トレで全国大会に出場し、見た目はかなり強く、マインドもイケイケだった。社会人になってからは、筋肉が落ち、ラグビーやパワーリフティングをやってたと言っても驚かれるくらい痩せコケ、自分になにも自信がなくなってしまった。

結構前に話題になった、広末涼子と不倫して話題になった料理人の鳥羽シェフ。鳥羽のシェフをyoutubeを動画で見たが、身体がでかく、声もでかい。生物のオスとして、強そうだし、あれはモテると思った。

最後にまとめると、自分がかつて陥ったように、筋トレするくらいならその時間を仕事やデートの時間に使うほうが、稼げるようになるし、モテるようになるという効率中ニキなってしまうときがあると思う、しかし、筋トレで全国大会へ出場し、その後筋トレ嫌悪に陥った経験から、筋トレをして得られるメリットは、女性にモテるきっかけになるだけなく、オスとして自信やホモソーシャルでの尊敬等、数々のメリットは計り知れない。


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