tanka

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ノート

中島健人くんの短歌を詠む2

な 名前まで忘れてしまいそうになる アディオス私のかみさまだった人よ

か 駆け引きを持ち込んできたのはキミだ 先に触れた方が負けだから

じ 人工的光沢のある指さき 2人が沈むネクターの海

ま まーね、ずるかったよね、あれ 許してね これでも一応おとこのこだし

けん 健康な生活のなか 訪れる先々を見て泣かないように

と 止まるまで、その時計が止まるまではここに僕らがいた証拠だよ

#ta

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れんこんの輪切りをタテにかじる癖 ひとりあの人のマネしてみる #短歌 #tanka

溶けかけのコーヒーフロートみたいになった僕たち まだ中2だよ #短歌 #tanka #夏

透明な器の中の小さな味方たち

最下位の占いみても落ち込まずにいる私を作るまじない

毎日同じヨーグルトを出す母 うんざり思う15の私

父さんに謝るためのきっかけが欲しい この味うまいよねって

友達と朝方になるまで電話 小腹空いたし、いつもの食べよー

この席で何十年も朝食を食べた私と変わらない味 強くなりたい

#ヨーグルトのある食卓 #短歌 #tanka

冷えたすねに触れる指 午前3時 揺れる雑音 キミはモルヒネ

雨の日のベランダ ねこもいない街であなたに読む最後の手紙

給湯室のコーヒーが無くなって、砂糖二個入れなきゃ飲めない人をおもう

大体は忘れてしまう記憶たちつれて泳ぐ 都会にまぎれたクラゲの仲間

星印の3つついたお店より たばこの匂い染みついた部屋で

#短歌 #tanka #雨

In May

「にこやかに毒を渡した神を見た 愛に満ち溢れた神だった」

「神はパンを自分の肉の代わりに捧げ あなたは愛を代わりに」

「腐りかけた無花果ほどうつくしいものを知らない可哀想な子」

「知らない 知らないですぼく 殺人事件の犯人ぼくじゃないです」

「花屋さんできみが見つめる460円の薔薇になりたい」

「メントール配合のガムだしブラックコーヒー飲めないしおれ」

「きみがそうしたいならぼくが居場

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舌先にからむ香りを逃さずに 生きるため息を止めるわたし #tanka

期待したトッポギの味と違ったとき、本当の孤独を知った #tanka

折れた傘見つけるたびに思い出す ロッカーにわざと忘れた傘 #アイドル短歌

雨をうけ速度を増す新幹線 リュックに詰めた風邪薬たち #アイドル短歌