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tanka

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とある初心者の自由で、つたない短歌、アイドル短歌など
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#京本大我

京本大我くんの短歌を詠む

化粧をした少し背の高い子は 色白い肩するりと撫でた 見惚れてた 深海に住むほととぎすみたいなシャツ 着こなしたきみ 紅茶の王子 よめない地図片手 シャツのボタン全部閉めない 沈丁花 その白い指触れたなら、僕は負けだと言うしかないね 僕だってもう大人です 馬鹿ねって笑ってください じゃないと俺は いつからか針が止まったあの時計 夜にしまった場所も忘れた 心臓の音を聴くためにうつ伏せで寝る日があるしひとりで泣くし 底のないブラックコーヒーの黒さに勝てる