されば世の
されば世の紆余曲折は柿生より鉄町へ伸びてゆく道
今野寿美
昔、母が短歌をやっていて、たくさんの歌集を集めていた頃にこの歌を知った。
そしてそれからしばらくして、この歌にある「柿生より鉄町へ伸びてゆく道」のすぐ近くに引っ越してきた。
だからなんとなく、「地元の歌」のイメージがある。
あの道を通る時、いつでもあの歌が頭をよぎって「紆余曲折か」と思った。
あの街を離れて2年。そろそろあの街に帰ろうと思っている。
世の紆余曲折を経て、再び。
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