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ロン毛Argyleとの出会い

怒涛の旅がひと段落しました。
今私はバンクーバーにいます!!いえい!!

もう、本当に空港まで着くまでにいちいち色々大変だった笑
この記事では私が経験したハラハラドキドキを綴っていこうかな。
れっつらごー。

ESTAッテナアニ、ソレッテオイシイノ?

estaって皆さんご存知でしょうか。
ざっくり言うとアメリカに入国する時に必要なものです。
オンライン申請すると、自動的にパスポートに紐づけられます。

私は羽田空港からサンフランシスコ経由でバンクーバー空港に行く予定でした。カナダ入国に必要なArriveCAN等を準備して満足していた出発2日前。深夜二時、母親があることに気づきます。

アメリカって乗り継ぎでも入国扱いになるらしいよ。
え?じゃあエスタ申請しなきゃじゃない?
。。。。。



ヱ。



背筋ぞわあああああああああああ。

そう、私はあろうことにか直前までestaの存在を知らなかったのです。
怖すぎ。
お前そんなんでカナダで生きていけるのか?
しっかりしいや!!!!!

いっそいでオンライン申請。しかしメール画面をいくら睨み続けても申請許可はおりません。母親と真っ青な顔でパソコンと対峙して結局徹夜です。そりゃ寝れたもんじゃない。

しかも間違えて公式のではなく代行サイトで申請を行っていたため費用が高めについてしまい。。。

正直生きた心地がしませんでした。
三日前までに申請されることが推奨されており、申請が降りる時間も人それぞれなので先が見えずとても不安でした。

でも公式ので申請したら2−3時間で降りてほっと一息。
代行サイトのも返金のお願いをメールでしたらちゃんと戻ってきました。
優しい世界線。

相談に乗ってくれた家族、そしてアメリカにいる友達、大変お騒がせいたしました。

①事前準備は超大事。もし情報を見逃してもメールするなり電話するなり声を上げること。なんとかなる。
②estaを申請するときには公式でやるのが一番早いということ。


これが私が失敗から学んだ二つの教訓です笑

しかしまだまだ困難は立ちはだかるのです。ぴえん。



鬼畜トランジット


優しい友達と母親に見送られていざ出発。
これから、自分が一番苦手とする手続き関連を自力で英語で対処しなきゃと思うと本当に気分が落ち込んで不安いっぱいでした。

席に座ると隣に体格のいいロン毛の日本人が座りました。
Stranger ThingsのArgyleにめっちゃ似てました。
いつもの自分なら悪趣味なニンゲンモニタリングを始めてしまうのだがその時はそんな余裕もなく。

トランジットに関する情報を離陸して携帯が使えなくなる前に手当たり次第集めていました。
一番最初の難関はサンフランシスコでのトランジット。乗り継ぎです。降りたら入国審査を受け、荷物を受け取り、またそれを預けて、手荷物検査。
長いと二時間以上はかかるのだが自分は乗り継ぎの猶予が一時間ほどしか無く、飛行機が遅れたらもう一発アウト。

しかし到着予定時間をチラッと見るとなんと15分も遅れが???
なんでやねえん。

Uniter Airlineの飛行機だったのでキャビンアテンダントもみんな英語を話しているのに加え窓際の席で聞きづらかったので聞きづらい空気ではあったが、勇気を振り絞ってキャビンアテンダントの方に聞いた。

トランジットに余裕がないのでイコノミークラスでも優先的におろしてください。

すると彼女は申し訳なさそうに

ほとんどのお客さんが乗り継ぎで到着も何時になるかわからないのでそういった対応はできません。

と答えた。


ですよねえ。すみません。わがまま言ってしまって。
いやあそれにしてもどうしよう。
不安に押しつぶされそうになった時、隣の席にいたArgyleがゆっくりと口を開いた。

どこにいかれるんですか?
僕、よく日本とアメリカを行き来しているのでトランジットには慣れてるんです。
僕に教えられることがあるなら教えますよ。

。。。
ARGYLE !!!!!!!!!!!!
YOU ARE SUPER SUPER SWEEEEEEEEEEET.

一気に緊張が解けた。
色々教えてもらってトランジットのイメトレにもなりすごく助かった。

Stranger Thingsの新シーズンが公開されたらまたこの人のことを思い出すんだろうな。

その後もズーーーーっとその人と喋ってて違う世代の人と話すのってこんなに楽しいんだなと思った。
ずいぶん私たちが打ち解けていたからかArglyleの隣に座っていた外国人が私たちに話しかけてきた。
彼は京都で大学教授をしていて歴史と中国語を教えているらしい。カルガリーに向かうと言っていた。
後で判明したのだが彼のトランジットは私のよりも鬼畜だった。笑
結局彼、間に合ったんかな笑


5分遅れで無事サンフランシスコに到着。
Argyleのアドバイスに従い、早歩きで入国審査のところに進む。
するとみるみるうちに後ろに列が。
早歩きでこんなに待つ時間が変わるとは。

How much money do you bring? 
Umm…(え、どれくらいだろう。)50ドラー???(超適当)
R u sure??
Yeah??(苦笑)

チグハグな入国審査を終え、今度は荷物を受け取る。
探すのに一苦労。全然流れてこないな。と思ったらもうすでに降ろされてて有象無象のかばんたちに埋もれてた。
荷車を5dollarsでレンタルして48キロのカバンを自力で乗っける。
時間に余裕がないので鼻息荒めで頑張った笑
周りからの視線が超痛い笑

そして走る!!!!!
重い!疲れる!!!!
けど走る!!!!!!
荷物あづける!!!!
走る!!!!!!!!
税関着く!!!!!!

でも視界を埋め尽くしたのは人人人!!!!!
ものすごーく並びました。一番ここが時間かかるんじゃないか?
なんかトランジット間に合わないってヒステリーになっている人が三人くらいいてなんか可哀想だった。

結局10分前にゴール。
自分にはなまるです。(喉がカラカラすぎて死ぬかと思った。)

こうして私は第一難関を突破したのでした。



Argyleをはじめとして色々な人に助けられてダサダサの私でも日本からカナダにたどり着くことができました。日本以外の国はみんなindividualismの風潮で厳しいのかと思ったけど求めれば必ず誰かが助けてくれるのだなと実感した。


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