DOODLIN' BARBER SHOP

埼玉県所沢市三ヶ島で床屋をやっております

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最近の記事

グッドバイからはじめよう

毎年、この時季になると我が家周辺をツバメが飛び交うのです。 軒下まで入ってくるし、一度は店内に入って来たこともある。 専門家ではない無知男なりに推測するに、これはもしや巣を作る場所を探しているのでは?どう? で、まだ巣が作られたことはないので、彼らのお眼鏡にかなわなかったのでは?どう? と考えているのです。 今、この駄文を書いてる最中も、ツピッピさえずりながら、軒下を偵察していやがって、なんだかとても可愛いのである。 ほら、軒下に巣を作ったツバメは雷や火事を防ぐ生き物

    • 気分と思い込み

      おはようございます。 この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。 耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと悟りましてね。 何が“とうとう” だったかと言うと、私が使用するカートリッジM44G専用の針を製造しているメーカー“SHURE”がフォノ製品の生産を終了して6年が経ちまして。 私がストックしていた針も、とうとうこれにて終了だったっつーわけです。 じゃあ、どうするべ……と思案してたのが、この二週間。 店内BGMはA

      • そういうテンション

        小5息子と “プラモデルあるある” について語り合った。 「組み立て中、左右、上下、中か外かで迷ったとき……迷いに迷った果ての選択が必ず間違っているんだよね〜」 と私が言ったら、くぅ〜スゲーわかる!と息子。 「パーツを落としたとき、こっちに落ちたはずと探しても全然なくて、まさかそっちじゃないよな〜ってところに落ちてるよね!」 と息子。 わかる、わかるぜ、息子よ。 ん?待てよ。 これって人生にも当てはまらないか? プラモデルから、人生が見えてくることが時々あるよね。

        • その世界には終わりがない

          鳥山明先生が逝ってしまいました。 あまり言ったことないですが、実は『Dr.スランプ』のコミックを全巻持っていました。 アニメも観てました。 リブギゴやキャラメルマン1号のプラモデルも作りましたよ。 あのカッコよくも可愛らしい独特の鳥山ワールドに少年テッペーは魅せられまくってましたね。 つまりファンだったのです。 確か私が中一の夏に連載が終了しまして、それからすぐに『ドラゴンボール』が始まったのですが、確か、フリーザが登場する頃くらいまでで読まなくなってしまいました。 (ドラ

        グッドバイからはじめよう

          この世で一番カッコいいのは……

          今さっき読み終えた本の中にあった一節 「この世で一番カッコいいのはリラックスしてる人ですよ……」 が何故か何故だか響きまくっている。 何がどうなってこんなにも響くのかわからないのだけれども、これは最早私の人生における「福音」や「啓示」レベルの言葉だったのではないか……ちょっと大袈裟か?いや、そのくらいだよ!ってなくらいの響き具合なのである。 この言葉を発した主人公はこうとも言う。 「この世の中で一番大切なのはリラックスできてること……」 なんだか、私なんかがこの一文

          この世で一番カッコいいのは……

          第三次音楽革命

          長らく敬遠していたサブスクリプションに手を出したのが四ヶ月前。 「Apple Music が良いぜ!」と風の噂で聞いたのでナイスチョイスしてみたのでした。 で、今。 まさにこれはオレ的 “第三次音楽革命!” だと実感、否、痛感しているのです。 まう手始めに、THE WHO の『四重人格』を聴いてみました。 高校時代、あんまり話したことない石田くんが、このアルバムをCDウォークマンで聴いているのを見て「それ貸して!」と頼んだら、快く貸してくれたのでした。 ついでに何枚もの

          第三次音楽革命

          old man’s wisdom

          久しぶりに息子が作ったマスクを着用してみた。 これを装着すると何故だか気持ちが高揚する。 不思議な力を持つマスクである。 で、この私が掲げているレコードは“CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN” の1stアルバム『tradition』。 最近どっぷり聴いている傑作である。 相変わらず息子は日々創作に励んでいる。 それは絵だったり、アニメ制作アプリだったり、プラモデルだったりで、彼の創作意欲はとどまるところを知らないようだ。 例えばプラモデルの組立説

          一度に全てを望んで マッハ50で駆け抜ける

          デヴィッド・ボウイの “Modern Love” を聴くと走り出したくなると同時に泣きそうになる。 僕が高校生のとき、思いっきり背伸びして独りで渋谷か銀座に観に行った映画『汚れた血』(レオス・カラックス監督作品)の劇中で使われてて、その場面で鳥肌立っちゃって、うわースゲースゲースゲー!ってなったのを覚えている。 そんな三十数年も前のことが、 “Modern Love” の前奏を聴いた途端にグワワワって甦ってきて、ほんの昨日のように感じられて、今そこにいるような錯覚まで起こ

          一度に全てを望んで マッハ50で駆け抜ける

          謹賀新年

          新年明けましておめでとうございます。 一年の計は元旦にありと申しますが、果たしてどのような一日を過ごせば良いかな?どうかな? と思案しているうちに陽が傾き始めましたよ。 そっか、そんな一年になるんだな。 それってどんな一年? わからんよ。 そんな感じで過ごしてます。 とりあえず、作りかけだったプラモを仕上げてみました。 とてもいい感じに仕上がって大満足。 これが、息子に教えてもらった塗装法をやってみたんです。 だって、すごくカッコよく塗ってやがるんですもの。 老いては子に

          濃厚濃密な一年をありがとうございました

          DOODLIN' BARBER SHOP、本年も無事仕事納まりました。 ありがとうございました。 相変わらずですが、来年もやっぱり小規模自営の心得である三つの『S』。 “simple” で “slow” で “smart” な感じを目指していきたいと思います。 これがまた難しいのですが、そこがまた面白いんじゅないかと。 「いや、〜」「でも、〜」と言わない。 「積極的にご機嫌をとっていく」 「そこがいいんじゃない!」 これらも、引き続き来年も心にとどめていきたい所存

          濃厚濃密な一年をありがとうございました

          親友交歓

          念願だった幼馴染が経営するパン屋「ベッカライテルタケ」にやっと行けた。 なぜ“やっと”かと言うと、うちの店と定休日が全く一緒で、なかなかどうして自分の営業日に片道40分は要するベッカライテルタケがある“ふじみ野”まで足を伸ばすことが出来なかったからである……と言い訳してみる。 ベッカライテルタケ店主の鳥飼くんは私が中学時代所属していたサッカー部の同期で通称“チェル”。 お互い50歳を過ぎた今も私は彼をチェルと呼んでいる。 多分きっと30年後もチェルと呼んでいるだろう。 呼

          それはただの偶然である。意味などはない。

          さてと今回の日記は夏目漱石先生のことでも書くべかなとPCに向かおうとした瞬間ハッとしてグッと来たのです。 そうでした! 今日は夏目漱石先生の命日だっんだったん。 ピーンと閃き思い出しましたよ。 何この偶然! と独りエキサイトしております。 と同時にゾクっともしました。 そういう気持ちわかるでしょう? 私が書こうと思ったのは夏目漱石が飼っていた猫の話です。 先生のデビュー作である『吾輩は猫である』のモデルとなった猫を後に先生は飼ったそうです。 で、その猫の名前が「ネコ」

          それはただの偶然である。意味などはない。

          ノスタルジーに溺れて

          10代の頃からずっとずっと好きだったThe Pogues のフロントマン シェイン・マガウアン が死んでしまった。 いやそれはもう生きているのが奇跡みたいな人で、いつ死んでもおかしくない感じではあったのだが、実際に訃報にふれると切ない。 やたら切ない。 享年65歳。 それが早いような遅いような、そんな人だった。 合掌。 じゃあ、今日は一日中ポーグスをBGMに仕事をしよう! と決めていたのだが、早々にギブアップ。 なにしろ切ないからだ。 それじゃあ、代わりにこれを聴こう

          ノスタルジーに溺れて

          やっぱり無知は無恥

          聴いた後に良質な短編小説を読んだ後と同じ圧倒的な余韻を感じるような、そんな名曲ありますよね〜ゲヘ〜 例えば? ゆらゆら帝国 の“フランキー・ティアドロップ”とか、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の “ダンスホール” とか…… とココまで言いかけた瞬間、お客さんから鋭いツッコミが入ったんだったんだったん。 その “ダンスホール” って尾崎豊のカバーっすよ!ケロケロ! し、し、し、知らなかった! 私は絶句したのでした。 もうね、超名曲だと思ってましたからね。 奇妙礼太郎

          やっぱり無知は無恥

          その流れに乗ってみる

          ちょっとココ最近、やけに私の身辺が断捨離ムードに満ち満ちて来ているのを感じるのです。 自分が読んだ本や聴いたCD。 以前は、これが我が人生、まさにオレのライブラリーなんだぜ! と鼻息荒く棚などにツラツラと並べていたものなんですが、なんかどうも執着? そういう思念が薄れて来たのですかね。 いや、むしろ今後に必要なものを選別するステージに入った感じ? 書いてて自分でもチンプンカンプンなのですが、これは多分きっと良い方向に向かい始める兆候に違いないと思っております。 また

          その流れに乗ってみる

          今そこにあるテクノロジィ

          二ヶ月間、無料で使えるっつーことで、Apple musicとやらに登録してみたのです。 片っ端から定額聴き放題ってシステムが、どうにも床屋のオッサンは好きではなく、だってほら、その音楽が持つ尊さとかが低くなっちゃう気がするじゃないですか。 私としては一聴入魂したいので、ダラダラと垂れ流すってのはどうにもねぇ…… なんて眠たいことをほざいていたのですが、登録してみたら感謝感激感動の嵐。 ちょっと聴いてみたかったアーティストの曲とかがズバズバ聴けるし、おまけに「こんな曲好き

          今そこにあるテクノロジィ