DOODLIN' BARBER SHOP

埼玉県所沢市三ヶ島で床屋をやっております

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記事一覧

サーチアンドデストロイな日々

思わず胸がズキズキワクワクするような、とびきり熱い話が舞い込んで来たのです。 当店の北側、某学校の農園芸グラウンドの向こう側の土地にですね。 どうやら縄文時代の…

それでいい

あれは四十数年前にもなるのか。 少年テッペーが、初めて作った戦車(正確には対戦車自走砲)のプラモデル、それがこのタミヤの1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 『ドイツ…

新しい夜明け

本日、まことに有難いことに私の誕生日でございまして。 どうにか無事にさりげなく五十三歳になれました。 ありがとうございます。 そんな目出度い日和なので、今日の店内…

グッドバイからはじめよう

毎年、この時季になると我が家周辺をツバメが飛び交うのです。 軒下まで入ってくるし、一度は店内に入って来たこともある。 専門家ではない無知男なりに推測するに、これ…

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気分と思い込み

おはようございます。 この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。 耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと…

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そういうテンション

小5息子と “プラモデルあるある” について語り合った。 「組み立て中、左右、上下、中か外かで迷ったとき……迷いに迷った果ての選択が必ず間違っているんだよね〜」 …

その世界には終わりがない

鳥山明先生が逝ってしまいました。 あまり言ったことないですが、実は『Dr.スランプ』のコミックを全巻持っていました。 アニメも観てました。 リブギゴやキャラメルマン…

この世で一番カッコいいのは……

今さっき読み終えた本の中にあった一節 「この世で一番カッコいいのはリラックスしてる人ですよ……」 が何故か何故だか響きまくっている。 何がどうなってこんなにも響…

第三次音楽革命

長らく敬遠していたサブスクリプションに手を出したのが四ヶ月前。 「Apple Music が良いぜ!」と風の噂で聞いたのでナイスチョイスしてみたのでした。 で、今。 まさに…

old man’s wisdom

久しぶりに息子が作ったマスクを着用してみた。 これを装着すると何故だか気持ちが高揚する。 不思議な力を持つマスクである。 で、この私が掲げているレコードは“CHO CO…

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一度に全てを望んで マッハ50で駆け抜ける

デヴィッド・ボウイの “Modern Love” を聴くと走り出したくなると同時に泣きそうになる。 僕が高校生のとき、思いっきり背伸びして独りで渋谷か銀座に観に行った映画『…

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謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。 一年の計は元旦にありと申しますが、果たしてどのような一日を過ごせば良いかな?どうかな? と思案しているうちに陽が傾き始めま…

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濃厚濃密な一年をありがとうございました

DOODLIN' BARBER SHOP、本年も無事仕事納まりました。 ありがとうございました。 相変わらずですが、来年もやっぱり小規模自営の心得である三つの『S』。 “simple” で …

親友交歓

念願だった幼馴染が経営するパン屋「ベッカライテルタケ」にやっと行けた。 なぜ“やっと”かと言うと、うちの店と定休日が全く一緒で、なかなかどうして自分の営業日に片…

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それはただの偶然である。意味などはない。

さてと今回の日記は夏目漱石先生のことでも書くべかなとPCに向かおうとした瞬間ハッとしてグッと来たのです。 そうでした! 今日は夏目漱石先生の命日だっんだったん。 ピ…

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ノスタルジーに溺れて

10代の頃からずっとずっと好きだったThe Pogues のフロントマン シェイン・マガウアン が死んでしまった。 いやそれはもう生きているのが奇跡みたいな人で、いつ死んでも…

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サーチアンドデストロイな日々

思わず胸がズキズキワクワクするような、とびきり熱い話が舞い込んで来たのです。

当店の北側、某学校の農園芸グラウンドの向こう側の土地にですね。
どうやら縄文時代の竪穴式住居跡などの遺構があるっつーことで、埋蔵文化財発掘調査が行われるっつーんだからロマンティックが止まらないわけです。

ほんの数十メートル離れたところに、そんなもんがあったっつーことは、ひょっとして我が家の下にも?まさか?パードン?

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それでいい

それでいい

あれは四十数年前にもなるのか。

少年テッペーが、初めて作った戦車(正確には対戦車自走砲)のプラモデル、それがこのタミヤの1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 『ドイツ マーダーII 』だった。

その側面に描かれたヒゲオヤジのマスコットに強く惹かれたのを覚えている。
しかし、作り始めたらそのあまりの難しさに早々にギブアップ。
さっさと放り出してしまったんだった。

それが巡りに巡って、再び作る

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新しい夜明け

本日、まことに有難いことに私の誕生日でございまして。
どうにか無事にさりげなく五十三歳になれました。
ありがとうございます。

そんな目出度い日和なので、今日の店内BGMは、ひねもすクルアンビンをナイスチョイス。

こんな音楽が似合う店にしたい。
そんな店に相応しい床屋のオッサンになりたい。

そんな願いがこもった選曲でございました。
リリースされたばかりのクルアンビンの新譜も言わずもがな最&高。

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グッドバイからはじめよう

グッドバイからはじめよう

毎年、この時季になると我が家周辺をツバメが飛び交うのです。
軒下まで入ってくるし、一度は店内に入って来たこともある。

専門家ではない無知男なりに推測するに、これはもしや巣を作る場所を探しているのでは?どう?

で、まだ巣が作られたことはないので、彼らのお眼鏡にかなわなかったのでは?どう?

と考えているのです。
今、この駄文を書いてる最中も、ツピッピさえずりながら、軒下を偵察していやがって、なん

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気分と思い込み

気分と思い込み

おはようございます。

この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。
耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと悟りましてね。

何が“とうとう” だったかと言うと、私が使用するカートリッジM44G専用の針を製造しているメーカー“SHURE”がフォノ製品の生産を終了して6年が経ちまして。
私がストックしていた針も、とうとうこれにて終了だったっつーわ

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そういうテンション

小5息子と “プラモデルあるある” について語り合った。

「組み立て中、左右、上下、中か外かで迷ったとき……迷いに迷った果ての選択が必ず間違っているんだよね〜」

と私が言ったら、くぅ〜スゲーわかる!と息子。

「パーツを落としたとき、こっちに落ちたはずと探しても全然なくて、まさかそっちじゃないよな〜ってところに落ちてるよね!」

と息子。
わかる、わかるぜ、息子よ。

ん?待てよ。
これって人

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その世界には終わりがない

鳥山明先生が逝ってしまいました。

あまり言ったことないですが、実は『Dr.スランプ』のコミックを全巻持っていました。
アニメも観てました。
リブギゴやキャラメルマン1号のプラモデルも作りましたよ。
あのカッコよくも可愛らしい独特の鳥山ワールドに少年テッペーは魅せられまくってましたね。
つまりファンだったのです。
確か私が中一の夏に連載が終了しまして、それからすぐに『ドラゴンボール』が始まったので

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この世で一番カッコいいのは……

今さっき読み終えた本の中にあった一節

「この世で一番カッコいいのはリラックスしてる人ですよ……」

が何故か何故だか響きまくっている。
何がどうなってこんなにも響くのかわからないのだけれども、これは最早私の人生における「福音」や「啓示」レベルの言葉だったのではないか……ちょっと大袈裟か?いや、そのくらいだよ!ってなくらいの響き具合なのである。

この言葉を発した主人公はこうとも言う。

「この世

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第三次音楽革命

長らく敬遠していたサブスクリプションに手を出したのが四ヶ月前。
「Apple Music が良いぜ!」と風の噂で聞いたのでナイスチョイスしてみたのでした。

で、今。

まさにこれはオレ的 “第三次音楽革命!” だと実感、否、痛感しているのです。

まう手始めに、THE WHO の『四重人格』を聴いてみました。
高校時代、あんまり話したことない石田くんが、このアルバムをCDウォークマンで聴いている

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old man’s wisdom

old man’s wisdom

久しぶりに息子が作ったマスクを着用してみた。
これを装着すると何故だか気持ちが高揚する。
不思議な力を持つマスクである。

で、この私が掲げているレコードは“CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN” の1stアルバム『tradition』。
最近どっぷり聴いている傑作である。

相変わらず息子は日々創作に励んでいる。
それは絵だったり、アニメ制作アプリだったり、プラモデルだった

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一度に全てを望んで マッハ50で駆け抜ける

デヴィッド・ボウイの “Modern Love” を聴くと走り出したくなると同時に泣きそうになる。

僕が高校生のとき、思いっきり背伸びして独りで渋谷か銀座に観に行った映画『汚れた血』(レオス・カラックス監督作品)の劇中で使われてて、その場面で鳥肌立っちゃって、うわースゲースゲースゲー!ってなったのを覚えている。

そんな三十数年も前のことが、 “Modern Love” の前奏を聴いた途端にグワ

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謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
一年の計は元旦にありと申しますが、果たしてどのような一日を過ごせば良いかな?どうかな?

と思案しているうちに陽が傾き始めましたよ。
そっか、そんな一年になるんだな。
それってどんな一年?
わからんよ。
そんな感じで過ごしてます。

とりあえず、作りかけだったプラモを仕上げてみました。
とてもいい感じに仕上がって大満足。
これが、息子に教えてもらった塗装法をや

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濃厚濃密な一年をありがとうございました

DOODLIN' BARBER SHOP、本年も無事仕事納まりました。
ありがとうございました。

相変わらずですが、来年もやっぱり小規模自営の心得である三つの『S』。

“simple” で “slow” で “smart” な感じを目指していきたいと思います。
これがまた難しいのですが、そこがまた面白いんじゅないかと。

「いや、〜」「でも、〜」と言わない。

「積極的にご機嫌をとっていく」

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親友交歓

親友交歓

念願だった幼馴染が経営するパン屋「ベッカライテルタケ」にやっと行けた。

なぜ“やっと”かと言うと、うちの店と定休日が全く一緒で、なかなかどうして自分の営業日に片道40分は要するベッカライテルタケがある“ふじみ野”まで足を伸ばすことが出来なかったからである……と言い訳してみる。

ベッカライテルタケ店主の鳥飼くんは私が中学時代所属していたサッカー部の同期で通称“チェル”。
お互い50歳を過ぎた今も

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それはただの偶然である。意味などはない。

さてと今回の日記は夏目漱石先生のことでも書くべかなとPCに向かおうとした瞬間ハッとしてグッと来たのです。

そうでした!
今日は夏目漱石先生の命日だっんだったん。
ピーンと閃き思い出しましたよ。

何この偶然!

と独りエキサイトしております。
と同時にゾクっともしました。
そういう気持ちわかるでしょう?

私が書こうと思ったのは夏目漱石が飼っていた猫の話です。
先生のデビュー作である『吾輩は猫で

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ノスタルジーに溺れて

10代の頃からずっとずっと好きだったThe Pogues のフロントマン シェイン・マガウアン が死んでしまった。

いやそれはもう生きているのが奇跡みたいな人で、いつ死んでもおかしくない感じではあったのだが、実際に訃報にふれると切ない。
やたら切ない。
享年65歳。
それが早いような遅いような、そんな人だった。
合掌。

じゃあ、今日は一日中ポーグスをBGMに仕事をしよう!

と決めていたのだが

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