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20200515|人生通して愛しているマンガ5冊を考える。

気になったハッシュタグを見つけ、流れに乗ってみたが、このラインナップに共感する人は見つかるのだろうか?
5冊って選べるかな?と思ったけれど、意外にすんなり選べた。
この記事を書く事で自分自身を思い出したいし、共感した人を見つけたいと思う。

No.1:SLAM DUNK

週間少年ジャンプで連載し始めた頃から読んでいて、憧れた作品。僕と同じ年代の人ならば、ほぼ読んでるだろうね。
このスラムダンクを見てバスケに憧れ、中学はバスケ部に入ったほどだ。
現実は甘くない。
初心者で入部をした主人公の桜木花道がメキメキと上達し、スーパープレイをし、何度も湘北高校のピンチから奇跡を起こして勝利する。仲間やチームメイトとのやりとりや、敵対する高校やライバル。様々なドラマが詰まっている。何度も試験勉強の休憩に翔陽戦(確か単行本11巻)を読んだ事か。
何故翔陽戦か?それは、三井寿が好きだからだ。
天才3Pシューター三井のプレイスタイルがかっこいいし、生き様であったり、過去を断ち切るための自分自身との戦って階段で一人で男泣きをする場面や、安西先生に言われた「君がいてよかった」の後の表情とか。
とにかく最高だ。
最終巻まで気が抜けないマンガ。続編が出るのか出ないのか?
僕はこのままでいいと思っているが、みなはどうだろう?

No.2:火の鳥

以前も記事に書いたが、僕は少年時代に手塚治虫作品を読んで育った。親父が手塚作品が大好きだったので、実家にゴロゴロと手塚マンガが転がっていた。

その中でも暇さえあれば読んでいたのが、火の鳥。
特に鳳凰編、太陽編上下巻だと思う。
火の鳥は全巻読んだけど、この2冊は大好きで小学生ながらずっと読んでいた。

鳳凰編は長編アニメにもなっていて見たし、ファミコンゲームにもなっていた。当時の僕は茜丸が大嫌いで仕方がなかった。卑怯だ!許せない!ってずっと思いながら読んでいたのだが、今にして思うと、茜丸の火の鳥に対する執着心であったり、人間の弱い部分であったりが読み取れる。鳳凰編で好きなキャラは、やはり我王。無実の罪で捕らえられた牢獄の中、速魚(はやめ)の一言を思いながら茶碗を割って仏像を掘り続ける様が今でも鳥肌が立つ。茜丸との対決で作る我王の鬼瓦の禍々しさを表す手塚治虫先生の画力。素晴らしい。

太陽編は犬上、いや腐狗ですね。漫画の冒頭から顔の皮を剥がされ狼の皮を被せられるという設定が刺激的すぎた。腐狗の可愛さや、表現豊かなキャラクターが大好きだった事。おばばとのやりとりも楽しく、読みやすかった印象。
狗族とのやりとりだったりも印象的。この2作を読むだけ読んで、次は何編を読もうかなと貪るように火の鳥を読み続け、手塚作品にどんどんとはまっていくという、そんな少年時代だった。

No.3:三つ目がとおる

こちらも手塚作品。主人公の写楽がとにかくギャップが楽しくて可愛くて大好きだ。おでこにバンソウコを貼っている時は幼稚園児のような無邪気さ。でもバンソウコを剥がし、隠されていた三つ目が現れると突然天才になって訳のわからない機械を作ったり、念力で物を浮かせたり、戦ったり、変な球を動かしたり、鳥を呼んだり。三つ目族の末裔である天才ぶりがカッコ可愛い。
カッコ可愛いといえば、和登さんが堪らなく可愛い。ショートカットの女の子。男性顔負けで喧嘩が強いのに、写楽のお世話掛というか、ガールフレンドというか。この2人のやりとりがカッコ可愛い。数々の冒険をするが、一番好きなのは、琵琶湖を調査する話。
とにかく冒険が不気味で摩訶不思議。ドキドキしながら読んでいた。
写楽がバンソウコを剥がした時に唱える呪文は、当時覚えていた。何かあった時に、声に出さずに心の中で唱えると、写楽のような力が使える、そう信じていた。結果頭はよくならんし、何も起きない。やっぱり二つ目がいいなって思ったけど、憧れる。写楽は今も好きなキャラクターだ。

No.4:少年時代

小学校高学年だったと思うのだが、仕事から帰ってきた親父が事典のような本を買ってきた。それが藤子不二雄が書いた、少年時代。後で知ったのだが、章に分かれてるみたいですね。4冊かな?それが1冊になった愛蔵版?を購入してきた。こんな国語辞典みたいな漫画本、見た事ないし、読んだ事ない!こんなの読めるはずがない!って思っていたが、読んだら一気に読みきった覚えがある。
あの集中力、凄まじい。自分の少年時代に読んだ漫画、少年時代。

第二次世界大戦のため東京から富山に疎開してきた進一と、喧嘩と恐怖でリーダーとなっていた武。二人の友情物語が切なくて、なんでそこで分かり合えないんだろう?とか、武の素直になれない二面性。最後に本当の友達になるストーリーが最高。武の子分だった仲間がどんどんと歯向かってくる様、一気に責められてリーダーが変わる様、学生間でのカースト制のような身分制度。分からない。
当時は時代錯誤もいいとこで、分からなかった。けど、少年時代に読んだ少年時代は刺激的だった。こんな友達って自分にはいるのかな?って思ってた。
映画にもなっていたし、井上陽水さんが少年時代を歌っている。
歌はいいけど、映画は内容がちょっと違う。それが許せなかったのを覚えてる。
今見たら、どう思うかな。久々映画見たいなって思う。

No.5:しあわせのかたち

ファミコンが爆発的に普及すると同時に、ファミコン雑誌もめちゃくちゃ読んだ。インターネットなんか無い時代だから、裏ワザだったり新作ソフト情報だったり、攻略法だったりをくまなく探すために親父が買ってくるファミ通を読みまくった。その雑誌の中で連載されてたのが、しあわせのかたちだ。
ファミコンの内容をパロディで面白おかしく書いている。主要の登場人物が例の3人組といわれる、「おまえ」と「コイツ」と「べるの」。この3名が可愛いし、ファミコンネタでドラクエだったり、ファミコンウォーズだったり、今じゃダメだろ!ってくらい内容を盛り込んだ漫画が面白くて読んでいた。
この作者の桜玉吉さんが好きになり、サンサラナーガもやったなぁ。
後に、桜玉吉は漫玉日記なるマンガを出し、それも購読している。内容はしあわせのかたちとは真逆なのだが、桜玉吉の描く絵や、赤裸々に描くプライベートも好きで今もファンだ。最近はマンガ描いているのかな??
この、しあわせのかたちは誰に言っても知らないらしく。みんな読んでるものだと思っていたんだが。マイナーなマンガだったのかと大人になってから気付く。
べるのが可愛くて、女の子なのに犬耳がついてるところ、台詞の語尾が「だお」と喋るのがとてつもなく可愛いなと思っていた。でも友達と共感できない。
なぜならマイナーなマンガだったから。

疲れた。。
さらっと書こうと思っていたのに、気づいたら夢中になってタイピングしてた。
これ、しっかり読む人いるのかな??

共感できればいいのだが、僕のこの5冊全部知っている人はいるのだろうか。
いないだろうな。
だけど、自分自身を思い出しながら記事を書いた時間。楽しかった。
久々に夢中で集中した。

ありがとうございました。