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公立保育士、幼稚園教諭の夢を実現するために vol.5 それでも困っている方へ エールを!

公立保育士、幼稚園教諭採用試験の最後の砦である面接試験。昨今は以前にも増して様々な角度から受験者の人間性を見極めようと、採用試験実施者側も工夫を凝らしています。

個人面接とグループワークの組み合わせや、複数回(3回程度)の面接を実施する自治体等も増えて来ました。だからこそ、様々な引き出しを用意しておきたいものです。



そんな中、こんな悩みを抱えていらっしゃる方はいませんか?

①目立ったガクチカがない。
②特に活動(起業、サークル、資格取得など)をしてこなかった。
③色々とやりたいことがあり、実は自分の進路を決め兼ねている。


結構いますよ。
こういう相談や悩みや不安を毎年のように聞いています。
このように考えてみてはいかがでしょうか。


❶目立ったガクチカがない
⇒他者を圧倒できるような経験を誰もが持っているのでしょうか?そんなことはありません。例えば、当たり前のことと思われることであっても、それを変わりなく継続することは相当な胆力を必要とすることです。遂行するための努力や工夫を行ってきたはず。これらは十分にアピールできる強みです。また、私達が日頃から平凡であると思うことであっても、その本質的な意味や価値を見抜き継続することは、並大抵の精神では出来ないものです。他者との比較ではなく、あなた自身の成長に頂点を当てて考えれば、自信をもって売り込む素材が見えて来るでしょう。

❷特に活動をしてこなかった。
⇒これもよく聞く言葉です。先ず前提として、自らの意思でご縁のあった大学に入学し卒業するのですから、在学中に何もしなかったということはあり得ません。「活動」というと人を動かすようなものや社会的なものを連想しがちですが、学生さんでしたら本業である学生生活に重きを置いて考えていただいて問題ありません。ここでも他者との比較ではなく、自分の物差しでご自身の取り組みと成長を見極めてみましょう。

❸色々と遣りたいことがあり、進路を決めかねている。
⇒これもよく聞く言葉です。就活が始まって、今までイメージであったご自身の将来像やこの先の生き方を、実態としようとした時に「本当でこれで良いのか?」と立ち止まる心境はよくわかります。エリクソンが発表した『心理社会的発達理論』の青年期から成人期に生きる学生の皆さんが、アイデンティティの確立やその先に広がる人生に漠然とした不安を抱えることも十分理解できます。ここは寧ろ、じっくりと自分自身と対峙し悩み抜くべき時です。その結果、自ら引き出した結果であれば、胸を張って人生を歩むことができるでしょう。


「私は何者なのか?」

「私の核となるものは何か?」

「人生において絶対に手放せないものは何か?」

※未来永劫に続くものであること。


上記の問いの答えが、あなたの進むべき道の方向を照らしてくれるかもしれません。皆様のお役に立ちましたら幸いです。最後までご拝読くださり、誠にありがとうございました。

公立幼稚園・保育士採用試験対策講座講師
国家試験 保育士試験対策講座講師
難関国立・私立小学校受験対策講師
渡邊慶子


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