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耳鳴り潰し25

 ちんちん小説の反応がどんどん良くなっている。漫画中心の投稿サイトである新都社でありながら、月間コメント数ランキングで10位に入っている。

 伊坂幸太郎「死神の精度」を読み終えたあたりで、急に疲れを感じ、昼間に三時間ほど倒れるように眠る。息子の帰宅直前に目が覚める。

 宿題はプリント一枚だが、ひらがなの練習の裏に算数問題が印刷されていた。ついにきた。

 宿題とおやつの後やっぱり公園へ。数日前に蚊が多かったこともあってか、人影はまばら。やがてカナちゃんと合流。「黄金時代、継続」と心の中で呟く。この二人って喧嘩したことないよな、と思っていたらカナちゃんより「今日はケンちゃんに一つ言うことがあります。悪いことです」と言われどきりとする。内容は、息子が滑り台でアクロバティックな滑り方をするのを、弟君が真似するので困ってる、というものだった。ママさんは「〇〇君なんてもっと危ないことしてるから、これくらいなら大丈夫よ」とフォローしてくれた。

 初顔のミニチュア・ダックスフンドと知り合う。始めは少し警戒していたが、息子の方に自ら近寄っていく。息子の着ていた服と自分の毛並みが似ていたせいだろうか。息子も犬との接し方が上手になっていて、「まずしゃがむ」「そっと手を差し出す」「触れそうでもいきなり頭などにいかない」といった基本を守っている。テテというその子は次第に「あそぼあそぼモード」になって動きが激しくなる。カナちゃんと弟君は少し怖がってしまった。

 耳鳴り潰し19に登場した、ミニ・ドーベルマンのロッキーとのことを思い出し、前足をこちらの腕に乗せてくるテテと踊る。こちらが帰る時間になると、テテは寂しそうな様子をしていた。

マヒトゥ・ザ・ピーポー「ひかりぼっち」を読み始めた。GEZANのアメリカツアーの際に訪れたアメリカのリアルな実態描写に感動する。と思ったらそれだけでは終わらない、これは素晴らしい本だ。感想を後で書こう。

 歯を折ったマヒトゥがアロンアルファでくっつけるエピソードがある。そこで私は、ニューアルバムの半数近くの曲を歯が折れたエピソードで埋めたラッパー・狐火の顔を思い浮かべてしまう。Spotifyのアイコンに使われている狐火の顔がぐるぐると浮かび始める。なぜかその顔が笑顔になっていく。今後、歯に関するエピソードを目にするたびにこの現象に襲われるかもしれない。


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