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耳鳴り潰し4

 別名義でお試しでやってみるkindle出版の原稿を進める。目次の設定とか。
 息抜きのつもりでまた別名義で書いたお気楽下ネタギャグ小説を某所に連日投稿する。反響もよくノリノリになってしまう。
 本筋から外れている気もするが、すべて本筋ともいえる。

 小学校から帰ってきた息子が「公園行くよ! カナちゃんと約束した!」と、「カバンを投げ出して遊びに行く野原しんのすけ状態」になっていた。
「宿題はどうする? 帰ってから?」
「どうしよ、あーもうさっさとやって終わらせる!」
 こちらが怯む勢いで勤勉な言葉を放ってくれる。

 カナ(仮名)ちゃんは以前も書いた、入学式が誕生日だった、同じクラスの女の子。並んで背比べをしたが、あちらの方が少し高い。後に、クラスは隣だが同じ登校班の子と合流。以前もサッカーをした子。私にカンチョーしてきたり「白髪いっぱいやな」と絡んできたりする。その子は少し早めに帰り、うちの娘も合流してボール遊びなど。

 逸れたボールを追いかけたりなど、頭を大きく揺らさなければ大丈夫。

 カナちゃんと一緒にダンゴムシを探したり、綺麗な音のする石をカチカチさせたり、持っていった「雪の宿」を二人で食べたり。息子よ。君は気付いていないかもしれないが、一生の思い出となる素晴らしい時間を過ごせているんだよ。

 耳鼻科でもらった薬は、予想通りではあるが、全く耳鳴りを打ち消してはくれなかった。


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