見出し画像

浜松注染そめ × DORP

DORPが活動する静岡県浜松市は、注染を使った染め物が盛んな地域です。浜松注染に関しては、こちらの記事を参照ください。

コロナ禍によって浜松注染そめが危機的状況に

新型コロナウイルスの影響でお祭りやイベントが中止になり、手ぬぐいやゆかたといった注染の注文が激減。一方で、これまでのように手ぬぐいやゆかたに頼った需要では今後も限界がみられます。

浜松市も「遠州産地の学校」をはじめ、さまざまな施策をしていますが、事業者の厳しい状況を解決するにはまだまだ時間がかかりそうです。また、新型コロナウィルスとは関係なく、工場の人材や機械、ノウハウなどを活用しきれていないという課題もありました。

そんなとき、浜松市産業課から、地元クリエイターとの接点が多いDORPに声かがかかりました。

浜松注染プロジェクトでしたいこと

浜松市産業課がイメージしたのは、以下のようなこと。

・工場のリソースを生かしてプロダクトやサービスをつくりだし、新たなマーケットをつくりたい。
・従来のB to B から、B to Cへの転換。本業への広告的な役割が生まれたらうれしい。
・遠州産地の学校の延長線上にありながら、各工場とより深い結びつきの機械をつくりたい。
・さまざまな分野のクリエイターと工場の協業によって、人(関係人口)・モノ(プロダクトやデザイン)、コト(サービスやオケージョン提案)の創出。
・染工場のリソースやシーズを具体化したい。

簡単に言ってしまえば、クリエイターと一緒に浜松注染そめの可能性をリサーチし、新しいビジネスを創出するというもの。

「職人さんとコミュニケーションをとってほしいので、一緒に伴走できる地元のクリエイターがいい」と担当者がおっしゃってくれたのが、地元企業とクリエイターをつなぎたいと考えているDORPにとってもうれしく、一緒にプロジェクトを進めていくことになりました。

リサーチとして、染工場を見学

今回協力いただける、「二橋染工場」「武藤染工」「和田染工」の染工場さんへお邪魔して、リサーチから始めることになりました。

デザイナーだけでなく、イラストレーターや映像作家、建築家、編集者など、『浜松デザインパートナーズ2020』の制作で知り合った地元クリエイターも一緒に工場見学をしてきます。

画像1

工場見学後は、リサーチや職人さんとでミーティングを重ね、次年度以降で「新商品開発」「パッケージなどのリデザイン」「イベントの企画」などを予定しています。

実施内容はリサーチ次第なので、全く違ったカタチになるかもしれません。クリエイターならではの視点と発想で、つくるだけでなく、ちゃんともうかる、持続できる、を意識して進めていきます。

進捗状況は、DORPのnoteでお伝えしていきますね。応援よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?