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#8 思い通りにすること=コミュニケーションではない!

前回、チームの最小単位はヒトではなくコミュニケーションであるということを学びました。

では、最小単位であるコミュニケーションとはそもそも何なのか?

AさんとBさん、2人のコミュニケーションを例に学んでいきます。
ぜひAさんに自分、Bさんに誰か他の人を思い浮かべながら読んでみてください!

2人のコミュニケーションの場合、そこには2本の矢印があり、それぞれに ”投げる側” ”受け取る側” が存在します。
ここで大切なのは、AさんはAさんの投げる側と受け取る側をコントロールすることができ、BさんはBさんの投げる側と受け取る側をコントロールできる、という風にコミュニケーションの責任はきっちり50%に分けられるということです。

図にしてみれば簡単に見えますが、実は日常生活でそれを理解できていないなということがよくあります。

「あの人、わたしが言ったことを全然分かってくれない…」
「あの人の言い方がムカつく!」

先ほどの図で整理してみると、これらは相手の受け取り方や投げ方に対して文句を言っているのが分かりますね。このような状態を ”他責” と言うのだそうです。

僕も人とコミュニケーションをしていると、ついついこのようになってしまうことがあります。

そんなときは、この図を思い出して、
「自分は相手の受け取れるボールを投げられていたかな?」
「自分は相手の意見をフラットに受け取れていたかな?」
と振り返ってみると、自分にも工夫できることがあったのではないかな?と気づくことが多いです。

このように、自分の投げ方、受け取り方に意識を置いてコミュニケーションすることを ”自責のコミュニケーション” といい、これがものすごく大切なんだそうです。

なぜ大切か?というと、責任の裏側には自由があるから。(詳しくはこちらのnoteをご覧ください!)

自責のコミュニケーションをすることで、コミュニケーションを自由に、自分のやりたいように行えるようになるんですね!

そしてもう一つ、コミュニケーションにおいて大切なこと。
それは、コミュニケーションのゴール(目的)は、2人の納得解を生み出す(創発する)ことだと隆さんは言います。

コミュニケーションを自由に!だけだとついつい何でも自分の思い通りに何でもしたくなってしまいます。(実際僕がそうでした笑)

でも、何でも自分の思い通りにはいかないことは分かるし、自分の思い通りにしたいだけなら一人でやった方が早いんです。
でもやっぱり遠くに行きたいしチームでやりたい!
そう思うなら、コミュニケーションのゴールは、Cという納得解を生むことだ!という意識で相手や物事と向き合うことはとても大切だと思います。

このようなコミュニケーションを意識して、創発し続けることが、チームの力を1+1+1+1+1=5から、6,7,8...と大きくしていくことに繋がるんですね!

今回は、誰かと一緒に生活をしたり、物事を進めていく上でとても大切なことを学びました。
今週1週間は自責のコミュニケーションを意識して生活してみます!

さらなる学びが楽しみです!