見出し画像

思いつきで松本へ行ってみたら、何度も召されそうになったこと

そうだ、諏訪大社へ行こう

コトラー本も無事出版されたことだし、どこかへお礼詣りに行きたい

ぼんやりと考えているうちに、ふと諏訪大社を思い付きました。普通の特急電車で行けるし、平日ならば混んでいないに違いない。

それならついでに松本にも行ってみよう。お城もあるし、美術館もある。お蕎麦だって食べられる! #業のかたまり

そんな思い付きから始まった久方ぶりの旅でした。

まずは特急あずさに乗って松本へ。はす向かいの席に、大人の修学旅行みたいな壮年男性4人組が、鮭とば片手に宴会を繰り広げる中(注:朝9時です)、ぼんやりと外をみながらの2時間半。

到着した松本は、ピーカン照り!

画像1

途中、カエルさんにお出迎えられたり...

画像2

四柱神社にご挨拶に立ち寄ったり。

画像23

お水の綺麗な土地。流れる水が好き。#飲めます。

そして清流の名高い信州といえば、お蕎麦

画像24

お猪口にトロロが入ってる。まずは塩で、ということで、右下にはヒマラヤ塩。

そこから徒歩で松本城。

画像3

美しい... 美しすぎるよ松本城。

画像4

松本市美術館がリノベーションで閉館しているのが想定外だったけれど(調べていかんかい)、近くのPARCOで小さな企画展をやっているとか。

行ってみたらば...

画像5

天国キタ

佇むこと暫し。

千田泰広さんのBrocken 5という作品です。

このままいると本格的に召されそうなので、お宿へ向かうことに。

本日のお宿は、市内からバスで30分くらいの浅間温泉にある松本十帖さん

松本十帖さんは、小柳と本箱の2棟の宿泊施設(兼色々)と、付近のカフェ2軒、パン屋さん、等々から成るエリアの総称です。私が泊まったのは、本箱の方。

画像6

この扉も実は天国への扉(のれん?)だったことを、この時の私はまだ知らない。くぐって入ると...

画像8

じゃーん!本棚だらけのロビー(兼お食事どころ)

地下1階から2階までは、様々なジャンル分けされた選書が所狭しと並んでいます。蔵書総数1万冊。

画像7

ロビー脇。

画像9

京都の漫画ミュージアムも天国だけれど、あそこは泊まれないのです。ここなら24時間、1万冊の蔵書の中に、しかもそれらがアートみたいに展示されている中に、泊まれます。

画像10

本箱の中の本箱には、秘密基地めいたアルコーブがあちこちに仕込んであります。ちなみに蔵書は24時間読みたい放題

画像11

地下はもともと大浴場だったところを改装してあります。湯船から本を見上げるなんて、本好きの夢じゃありませんか。 #濡れない

ちなみに気に入った一冊があれば、フロントにて結納金を収めてご自宅にお嫁入りさせることも可能です。運命の出会いを感じるでしょう?私も2冊嫁に迎えました。

子供用の絵本だらけの地下が私のオススメ。

画像12

小さな子達を想定した本箱の迷路の先にあるのは...

画像13

大浴場を改装してキッズボールを敷き詰めた空間!

画像14

ここに寝転がって絵本読んでたら、背中のマッサージ効果と相まって爆睡しました。

そしてここ。

お食事もヤバいんです。

本棚に囲まれたお食事どころでいただくフルコース。厳選された信州の食材と、それに合わせた信州のお酒。

一言コメント添えで、暫しお楽しみください。

画像15

トマトと山椒。薬膳茶の効いたスープ仕立て。

画像16

人参のミルフィーユ。南瓜みたいだった!

画像17

南瓜餅。これはなんと日本酒をペアリング。

画像18

ナスのグリル。グリル香がとても際立っていた。

画像19

安曇野の豚さん。これ以外は全てお野菜。ぺろりと完食。

お皿が出てくるたびに、天国への階段を一段、また一段と登っていくようでした

画像22

でもね。これだけでは終わりません。

その階段を登った先には、自分のお部屋という天国が待っているのです

画像21

奥のグレーの空間は、ドラえもんで言うところの、押入れ空間みたいなところ。そこにも照明は完備なので、複数人で止まる場合は我が読書基地みたいに使えそう。マットレスが敷いてあるので、寝落ちしてもOK。

そしてベランダには...

画像20

このお宿、各室に温泉掛け流しの露天風呂が備わっています

お部屋にも、当然本棚つき。(写真忘れた。なんてことだ)こちらには各部屋ごとのテーマ別選書が収められています。私のお部屋の選書者は、敬愛する恩田陸さんでした!

天国まくりの初日でありました。

続く...






この記事が参加している募集

ご当地グルメ

旅のフォトアルバム

言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。