【人の闇とは】 舞台 「輪廻転生∞楽園ダイバー」
人の闇を生み出す最大の要因は、「寂しさ」や「悲しみ」だ。それを餌にして、妬み嫉みを含めたあらゆる形の憎しみが形作られる。
そしてその「悲しみ」と折り合う唯一の方法は、それと向き合うことなのだと思う。「汚いは綺麗、綺麗は汚い」とはよく言ったもので、己の汚さから目を逸らすことは、自分の綺麗な部分すらも無かったことにする行為なのだろう。
自分の現世記憶を丸っと失ったまま、天干地(てんかんち)で干支の12獣の1人、申の後継者として生きることを選んだら、きっと洋平は自分の綺麗な部分すらも失ったまま生きることになったはずだ。
人を救う方法は色々とあるけれど、相手の清濁全てを受け入れ、受け止めることは、その1つなのだと思う。そして母親とは、「受け入れること」のプロだ。「母」は、強くて優しい。
申は自由の象徴だという。洋平の魂が本当に自由になる為には、記憶を取り戻し、自分の中の澱みと対峙する必要があったのだ。
その旅を心配そうに見届ける申も、さらにその申を見守る仲間の眼差しも(犬とか!さすが忠義の象徴)、優しかった。人の未来を形作るのは、周りにどんな人がいるかだ。だから付き合う人を、間違えてはならないんだ。
先週今週と、久しぶりの人たちにも、初めましての人たちにも、会う機会が多かった。それらの全てが、私を作っているし、もしかしたら、私の中のひとかけらがその人たちの中にも、ちょっぴり残っているのかも知れない。
明日も頑張ろ。
明日も良い日に。
追記:記憶を取り戻すための(茹で)卵は… 毎回3つなのかな… うずらになったりしないのかな… 一番小さいサイズな感じがしたけれど、それでも毎回3つって、公演期間終わってから卵恐怖症になったりしないのかな…
言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。