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【革命とは】 宝塚歌劇団星組公演 「RRR x TAKA"R"AZUKA」ライブストリーミング

武器によらぬ革命を示したのだ

RRR x TAKA"R"AZUKA、参戦して参りました!TOHO新宿シネマズの2列目センター!かぶりつき!なのに見やすい!

3時間の映画を90分の舞台になんて、どうやるん?と思っていましたが、あらゆる魅力が余すことなく盛り込まれておりました

字幕翻訳で心がけていることは、短縮ではなく濃縮なのです。秒数やコマ数からくる字数制限があるから仕方ない、にしない。エッセンスを抽出して表現する。

その宇宙的拡大版でした。もちろん、映像でしかできないことも多々あるのです。だけれど、それらのシーンで何を伝えたかったかをギュギュッと濃縮した舞台が、目の前で立ち上がっておりました。しかも表現方法はマンパワー!!!水や炎が、全てダンスで再現されておられます。

マッリの歌も、ドスティ(友情を深めていく時の楽曲)も!ナートゥは思わず静に手拍子。ううう、カッコ良すぎる。映画版の魂が込められていて、終始心がフルフルしっぱなしでした。

礼真琴さんの身体能力!!!!映画のビームもラーマの超人的な身体能力がそのまま!(落ち着け)

あれを目の当たりにしたら、そりゃ民衆は「コムラムビーム」で立ち上がるのです。

大英帝国のインド人差別と、その支配から逃れようとするインド独立への歴史は、いまだにあちこちで続いている紛争と地続きです。その紛争とは、何も国対国のものだけではありません。組織の中の個人の戦いだって、同じこと。あらゆる不当な扱いに通じます。作品は時空を超える。

ショーのVioletopiaも、クリエイターの苦悩が迸っていて、涙腺が緩みそうになりました。そういうお話ではないはずなんだけどな。今の精神状態がそこに共感したのでしょう。

この日は別の作品でもインド音楽が使われていて、インド尽くしの日曜でした。別作品については、また次回。

明日も良い日に。


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