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【熱量とは】 舞台 「キングダム」

本気で夢を追っているかどうかは、目を見れば分かります。

王騎

ひたすらアツい3時間でした。

まず、舞台上の熱量が半端ない。単純にアンサンブルさんの頭数も多いのですが、その一人一人が放つエネルギーが超ド級にギラギラしているのです。

しかもその大勢のアンサンブルさんの殺陣が、まじで半端ねえんです。(興奮)

冒頭の戦闘シーンからして、ガチです。殺陣が早い人が一握り、というパターンが多いなか、全員がものすごいスピードで斬り合いをしています。目が足りない。

こういう歴史サーガ舞台では、身体を大きく使うことはとても効果的なのだということも、改めて思い知りました。殺陣そのものも凄いのですが、皆さん、倒れた時の音も凄まじい。プロレスか?!と思うようなバッターン!という音が響き渡っておりました。

物語は、実写映画でいうところの1作目の終わり、セイが王都を奪還するところまでです。

恨みの連鎖からは何も生まれない。それよりも、死んでいったものの夢を、一緒に叶えていくことが、生者の義務。

そんなことをひしひしと感じる3時間でした。

流石にこの歳になると、人との永遠の別れも1人や2人ではありません。大往生だった人もいますが、まだ道半ばだった人たちもいます。

そういった人たちの分も、世界を見ていく義務のようなものが生者にはあるように思います。

…なんてことは、帰宅してから考えたことで、見ている間は、ただただ口をぽっかーんと開けて、素晴らしい殺陣の連続を楽しんでおりました。

私的、最高の組み合わせ

シンの対空時間とか、まじで凄いんですけど!って思ってたら、「千と千尋の神隠し」でハクをやっていた方でした。そうそうあの時も、滞空時間に戦いたのでした。毎回新鮮に感動できる、記憶力の小ささよw

千と千尋の時も思いましたが、登場人物の再現度も凄まじいです。河了貂(かりょうてん)然り、王騎然り。楊端和然り。

個人的には、壁(梶裕貴さん)が出た瞬間、ユリアンが紀元前の中国で戦っとる…。と一瞬脳内ハレーションを起こしました。すぐにそんなことは無くなりましたが。

「客席に小道具が落ちることがありますが、係の者が取りに参ります」というアナウンスにもほのぼの。そりゃあれだけ動いていればそうなるでしょう。

アニメのようなラストシーンと共に、人の熱量をおうちに持って帰りました。

この熱さを、忘れないようにしよう。

明日も良い日に。

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