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ドリップコーヒーの入れ方

いきなり最初のNoteはプログラミングでも技術でもなくコーヒーの入れ方になります。
アセットに書いていますが、基本的にはペーパードリップ、メリタの1つ穴を使った、最近のフルーティーなコーヒーではなく、しっかりした味わいのスペシャリティコーヒー豆を使ったオーソドックスなコーヒーになります。

お湯を沸かす

とにかくお湯を沸かさなければ始まりません。

ティファールの温度調整可能ケトル

使用しているのはティファールの温度調整が可能なケトルになります。

前は象印の湯沸かしケトルを使っていましたが、100度よりも95度前後が美味しいことを悟って温度調整可能なものを使うようになりました。
90度や85度でのドリップを推奨する人もいますが、確かに苦みは無くなるけれどコーヒーの旨味もなくなるので95度前後が良いと思います。100度は流石に苦くなります。アメリカのスペシャリティコーヒー協会(SCAA)の推奨も確か92,3度だったはずです。
ということで、私は95度に設定してお湯を沸かしています。

機材を温める

お湯が沸いたらドリッパーを始めとした機材を温めます。

ドリッパーとサーバーをお湯で温める
ドリッパー経由でコップを温める

温かい飲み物はなんでもそうですが、コップを始めとした機材を温めることが大事です。想像以上にカップ等は冷えているので、お湯を少し入れておくだけでコーヒーが冷めるのを防げます。
2枚目は分かりにくいですが下にコーヒーカップがあって、カップを温めています。
ちなみにドリッパーはAmazonで探しても下記の高いやつしか見つかりませんでした。

ホームセンターに1000円以下でよく置いてあるのでそれで良いんですが、最近はカリタやHARIOに押されてメリタを置いているところが少ない印象です。しかし、3つ穴式や円錐式よりも1つ穴の方がじっくりとコーヒーの旨味を抽出できるのでオススメです。

コーヒーサーバーは魔法瓶で保温できるうえにドリッパーを直接載せられるものが便利です。いろいろありますが、下記の商品を使ってます。

容量が少ないので多めの800ccの方が良いかもしれません。あと、中身が見えないのであふれには注意が必要です。
この断熱ポットのいいところは多めに入れても冷めにくいところです。朝に多めに作って仕事をして、15時ぐらいでもそれなりに温かいです。ガラスのサーバーはオシャレで見た目がいいんですが、すぐに冷めるので実用性重視でこれを使っています。

コーヒー豆の準備

コーヒー豆を準備します。
しっかりとグラムを計って毎回同じ量を使うようにします。

一人用で8gが目安

一杯でだいたい8gが目安になります。ただ、この辺は10g使う人もいれば12g使う人もいます。私はケトルで800cc沸かし、600ccのコーヒーを入れるので2〜3人分ということで20〜24g使うようにしています。この豆は割と味が濃いめなので20gで入れています。
一人で飲むときもこの量です。例えば8gで200ccのコーヒーを入れるのは高度な技術が必要です。後述しますがドリップには最低3分かけないと味が抽出できないので、200ccを3分かけて注ぐというのが難しいのが理由です。
600ccぐらいであれば楽に3分かけられるのでオススメです。

コーヒー豆挽き

準備が整ったらコーヒー豆を挽いていきます。
ミルはSolisのSK1661を使用しています。Amazonにもありますが、欠品の場合が多く、手に入りにくくなっています。

このミルの特徴はなんといってもめちゃくちゃ細かく挽けることです。エスプレッソも入れることがあるのでこのミルを使っていますが、コーヒー専門ならナイスカットミル(高いけど)の方がよりオススメです。ただ、Solisも負けず劣らずだと思います。

分かりにくいですがメモリは13になっています

ペーパードリップの場合は今のところメモリ13でドリップしています。この辺りは豆によって変えても良いと思います。

挽いた状態の豆

挽いた豆はこんな状態になります。お気づきの通り、標準の豆受けの中にステンレスのコップを入れて使っています。こうすることで静電気を防ぎ、粉が飛び散るのを防いでいます。ミルの敵は静電気で間違いありません。どんなに優秀なミルでも静電気で粉がいろんなところにくっついてしまうものは継続して使う気にはなれません。ナイスカットミルなどはステンレスコップなどで受けられるので自由度が高いのですが、この手のミルは標準の粉受けしか使うことができません。
そこで、この中にステンレスコップを入れてしまえば良いのでは?という閃きからピッタリのステンレスコップを探しました。かなり探すのに苦労しましたが下記のコップを買いました。

ただ、これも実はぴったりというわけではなく、少し凹ませないとダメです。今は無理矢理突っ込んでます。
ダイソーとかで似たようなものはいくらでもあると思うのでそっちで買っても良いと思います。
このステンレスコップを使えばドリッパーの上にひっくり返し、2,3回叩くだけでこぼすこと無くコーヒー豆をセットできます。

ペーパーもメリタを使用しています

ドリップ開始

コーヒー粉をセットしたらドリップ開始です。
まずは粉全体を湿らせる「蒸らし」になります。

蒸らし中

コーヒー粉全体にお湯をかけ、ペーパーにはかけないように注意してください。このまま15秒ほど待ちます。ポタポタ落ちる音が聞こえるぐらいが成功で、落ちてこない場合は蒸らしの量が少ない可能性があります。
15秒待ったらドリップします。

中心から「の」の字を書くように

中心から「の」の字を書くように回しながらお湯を注ぎます。これにはいろんな流派があって

  • ある程度お湯を入れて落ちるのを待つ派

  • 少しずつお湯を入れ続ける派

  • 真ん中一点集中でお湯を注ぎ続ける派

などが存在します。ぶっちゃけると味はほとんど変わらないのでどれでも良いです。
ブルーボトルや喫茶店なんかはお湯をいれて落ちるのをある程度待ち、また入れてを繰り返す流派です。
私は継続的にお湯を注ぎ続ける流派で、少量ずつ入れるのにはコツと練習が必要で大変難しいですが、やっぱり味はほとんど変わらないのでどれでも良いです。

前述したように3分以上かけてゆっくり抽出します。紅茶でも緑茶でも3分待たないと味は抽出されません。90度以上のお湯で3分というのを目安にドリップします。
ドリップが終わればドリッパーを外して蓋をして完成です。ペーパードリップだとペーパーごと捨てれば良いのでお手入れが大変楽です。ネルドリップだとか金属フィルターだと手入れが大変というのがネックです。

コーヒーカップで飲む

さて、実はコーヒーにおいて一番大事なのは「コーヒーカップで飲む」ということです。
しかもそれなりに良いコーヒーカップで飲んで下さい。

HHKBを添えて

紙ストローを使って気付いた人も多いでしょうが、食べ物において「口当たり」というのはかなり重要な要素を占めます。
魚を高級な包丁で捌いて刺身で食べると美味しいのも同様で、断面の口当たりが非常に大事です。
いくら美味しいコーヒーでも紙コップで飲むのとカップで飲むのでは雲泥の差があります。手間に思うかもしれませんが是非ともコーヒーカップを使って飲んでください。
この写真のコーヒーカップはなんだか良いものらしいですが、結婚式の引き出物カタログでゲットしたものなので詳細は分かりません。ただ、口当たりが非常になめらかで10年以上重宝しています。

まとめ

いつもやっているコーヒードリップの方法を紹介しました。
コーヒーの味を良くするには良い豆と良い焙煎士を見つけることが大事ですが、次に重要なのは恐らくコーヒーカップです。
ここまで温度だのグラムだの機材だの紹介しましたが、コーヒーカップを良くすれば格段に味は変わります。是非試してみて下さい。


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