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デザインの需要と、デザイナーのリアル

世界は文字通り、デザインであふれています。
私がNOTEを書いているこの場所は自宅。
都会から離れた、猿やモグラが出る絵に書いたような長閑な地方。
緑に覆われた山々というよりは、根強く育つ竹々が、強風に揺れる竹林が続いているような。夜はちょっとホラーチックな要素もありつつ、猿の大群が餌を求めて畑を荒らしたことが井戸端会議で即座に話題になるような。
そんな感じの田舎っぷり満点な居住地で、動物と共存しているフルタチです。

こんな田舎でも、一歩外に出ればデザインされたものが数多く目に入ります。
ド田舎とはいえ、都会にあるような洗練されたデザインがないわけでは決してなく、デザイナーの手によって効果的かつ魅力にあふれたデザインは、あちこちでみることができます。

最近は土地が余ってる田舎に、めっちゃおしゃれなリゾート施設ができたりすることも増えました。
そういうところはやっぱり、洗練されたデザインの宝庫。いろんなデザインを見に出かけることも、私の趣味のひとつになっています。

ま、どこもかしこもというわけではないのが、田舎ってことなのかも知れないけれど。でもそれでも、自然豊かなこの場所ですら、デザインが求められていることは、田舎に生活しているだけでもわかります。
デザインってすごい仕事だよね。需要はホンマにある。


デザインは、これほどまでいたるところに存在しているのに。
なぜかデザイナーがそれぞれに、安心できるほど仕事を手にする機会は少ないです。
やりたい仕事になると、更に減るという、リアルな現状があります。

3ヶ月から6ヶ月後、なにをやっているかなんて検討もつかない。
そんなことは、フリーランスデザイナーでは当たり前。
仕事が一番必要な時に限って、仕事がなかったりする。(しゃらくせえw)

新規の仕事を探す作業は永久に辞められないし、常に必要なクライアント探しは、デザイナーをしてる以上、最も必死にならざるを得ない問題かもしれません。

これから仕事をするクライアントを見つけるだけではなく、仕事をし続けるためのクライアントを絶えず、常に探さなければいけない。引退するまで、この「戦モード」は続きます。現状に満足する暇なんてありませんw


でもここで疑問。
どれだけのデザイナーが、新しい仕事を見つける技を持っているのかということ。

デザイン学校では、そういうことをほとんど教えてくれないはずです。
教わってたら、仕事がないと困るデザイナーも、もっと少ないはずですよね。

自分を売り込むこと。これができる人とできない人では、仕事の安定に雲泥の差がつく気がします。日本人は苦手な人が多い印象で、わたしも得意ではありません。でも、デザイナーは特に、自分を売るということが大切な職業だよなーと、最近つくづく思います。

クライアントのデザイナー選びは主観的


クライアントが、デザイナーを選択する過程には、デザインスキルは当然ながら、個人的な「好き・嫌い」が少なからず影響します。
いや、以外と大きなファクトかもしれない。

無意識下で起きていることだけど、デザイナーの指名やデザインの発注は、無意識のうちにその人の感情に大きく左右されていると思います。
無意識だから、操作はできない。

コスト・デザインスキルなど、デザイナーに必要な一般的な条件も大切だけれど。そこに個人的な趣味や感情が入ってくる。デザイン業界はやっぱりちょっと、特殊かもしれない。だから面白いし、沼にハマったら抜け出せない。

※最後は個人的な感想です。



デザイナーを職業として選んだあなたが、私は好きです。
楽しく仕事してるデザイナーはもっと好き。
友達になろう。


今日も読んでくれてありがとう(きす)



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