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競争が嫌いだということが分かってしまった!

こんにちは、サカモトです。

毎週月曜日と木曜日の2回投稿しています。今回は木曜日の記事となります。


競争が嫌いだとタイトルにあって、突然でなんだと思われたのではないでしょうか。

ここ1週間の間に立て続けに映画を2本見たのですね。その2本がどちらも自分の心にとても響いたのですね。そして、それによって気づいてしまったのです。

その2本の映画のうち、1本が「PERFECT DAYS」です・

カンヌ映画祭で役所さんが男優賞をとられて話題になっている作品です。

この映画はオンボロアパートに住む、公衆トイレの掃除が仕事の男が主人公です。オンボロアパート、清掃作業員と聞くと、底辺の生活を想像すると思われると思いますが、朝起きるときちんと布団を畳み、植物に水をあげ、仕事が終わったら古本屋に寄り、本を買うなど、とても品の良い生活なんです。そして、仕事は自分でトイレ掃除用の道具を作ってしまうくらい徹底しています。

本来であれば、もっといい生活をしているべき人だと思われますが、人生のボタンのかけ違いがあって、この生活にたどりついたことが想像されるようなストーリーとなっています。それがはっきりと描かれるわけではなく、あくまで匂わされる程度ですけどね。

言ってみれば、日々穏やかで優雅と言える生活で、ある意味理想の生活と言えるでしょうね。


そして、2本目の映画が、「夜明けのすべて」です。


この映画は、主人公が普段は穏やかなのに、月に一度月経の際にイライラを抑えなくなるPMSを患う女性です。そして、その同僚としてパニック障害を抱えた男性が会社に転職してきます。

そんな生きづらさを抱えた二人が周りの人の助けを借りて、前を向いて生きていくという話です。

この映画のいいところは、2時間の間、いろんな出来事が起こるものの、最初から最後までほとんど何も話が進展しないというところです。主演の二人がほんの少し前を向いて生きていくことになったぐらいですね。

人によっては、話が進展しないというのはマイナスポイントだと思いますが、自分にとってはとても心が洗われました。とても良かったですね。


この2本の映画に共通しているのは、世の中の価値観に背を向けて、せかせかした競争とは無縁というところです。そして、こんな2本の映画を見て、感動している自分がいて、「あーっ、そうだ、自分は競争が嫌いだったんだな」と改めて、気付かされました。

このnoteを読んでいる方は気づいているかもしれませんが、競争が嫌いなんです。せかせかするのが嫌いなのです。興味は多岐に渡り、趣味も多いとは思いますが、あれもこれもやろうとして、アップアップするとすぐにやめてしまいます。そう、せかせかしたくないんです。出世とか競争が嫌いなんですよね。

映画を見て、そんなことを感じましたよという話でした。


そうそう、映画「夜明けのすべて」は原作があって、作者は自分が大好きな「そして、バトンは渡された」の瀬尾まいこさんじゃないですか。これは読まないと。

今度読んでみようと思います。




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