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その73 マニュアルこそ進歩すべき

 もちろん学生時代、教科書があってそれを基に勉強してきました。高校時代までは疑いもなく正しいことが書かれているものと思っていました。大学に入ってからいわゆる臨床科目の講義が始まって「?」と思うことが出てきました。そして実際の臨床実習が始まると、教科書だけでは役に立たないケースもしばしば。そこではじめて気づきました。ここにはわかっていることしか書いていないと。 

 医療にしろ何にしろ日々進化をしています。そこには教科書のようなものがあるのですが、それらが進化していなければ意味がありません。しかし、ご存知のように国家試験などがある職種などでは、教科書で「わかっているもの」までしか学べないということです。

 教科書にはバイブル的なものとマニュアル的なものがあります。バイブル的なものは古くても変わらない神髄があります。もう1つはマニュアル的なもの。こちらは現在わかっている最低限のことしか書いてありません。バイブルはいつまでも古くなりませんが、マニュアルは絶えず古くなります。

 学生だけでなく、社会人であっても人生で必要な教科書があります。もしそれがマニュアルであるならば、マニュアルは絶えず進歩しなくてはなりません。進歩しないマニュアルほど足かせはありません。

 教科書にはバイブル的なものとマニュアル的なものがあります。バイブルはいつまでも古くなりませんが、マニュアルは絶えず古くなります。マニュアルは絶えず進歩しなくてはなりません。進歩しないマニュアルほど足かせはありません。

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