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CANONICO(カノニコ)生地のUsedスーツを1万円で入手した話

はじめに

私は音楽と同じくらい服が好きである。そんなわけで、今回は良質で若造の私が普段手を出しづらいレベルのスーツを破格の値段で手に入れた話をしようと思う。

今回購入したのはブラウンのスーツで、
<ジャケット>
・ダブルブレスト
・ピークドラペル
<トラウザーズ>
・ベルトレスのサイドアジャスター付き
・ツータック
・3.5~4cmのダブル(裾)
という仕様になっている。

CANONICOとは

イタリアの超有名生地メーカーである。スーツ界のルイ・ヴィトンみたいなものだろうか。創業1663年の老舗である。

オーダーで頼めば、20万円以上は普通に超えてくるだろう。

おそらく、今回購入したスーツは元の価格が15~20万円くらい。なぜなら、オーダーかつ仕立ても良いのに割安で有名なところの商品だからだ。しかし、今回はその会社の名前は伏せておこう。Usedであろうと1万円で売られていたらさすがに気分を害するはずである。

購入したスーツの生地

色味は次の節の袖口ボタンの写真が近い。しかし、ここでは何色もの糸が使用されていることを強調したくて、下の写真を選んだ。

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全体的には、濃いめの茶色である。

生地は、ウール90%とシルク10%の混合となっている。製造会社は服良(フクリョ―)株式会社さん。製造場所は中国だそうで、ここら辺が低価格に抑えるための方法なのだろう。

縫製工場や生地購入ルートまで贅沢をしたら30万円はしそうである。

元所有者のこだわりポイント

①重ねボタン&本切羽

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②全体に施したステッチ

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③アウトポケット

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④ベルトループなしのサイドアジャスター

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トレ〇ャ〇ファクトリー

この素晴らしい素晴らしいスーツをどこで購入したかというと、トレ〇ャ〇ファクトリーである。

驚愕の税抜き9,800円!!!

おそらく、CanonicoやRedaといったブランド生地に詳しいスタッフがいないのだろう。とても普通な生地を使った大学生~社会人1,2年向けのブランドのスーツの方が圧倒的に高かった。

このスーツ、見た瞬間に他のものより美しい生地であることが分かるのだが…。

購入者としては貴重な経験ができて喜ばしい反面、どれだけコストがかかっているのか分かるので複雑な気分だ。そんなわけで、お直しや付属品には手を抜かないよう、次節のような計画を立てている。

着用までの計画

1)ブレイシーズ
上の写真からも分かるように、ベルトが使えないので、ブレイシーズを購入する必要がある。そこで、以下のものを購入した。

直販ベルト専門店 NOMURAさん
https://item.rakuten.co.jp/nupudupu/r-2waysuspender30mm-005

スーツと同じくらいの値段なので、感覚が狂いそうになる。

ちなみに、安いブレイシーズを一度は購入したが、サイズが合わなくて金具が肩の位置まで上がってしまった。上記の店舗のように、専門店で買うことを強くお勧めする。

2)ボタン
職業柄そこまで堅い恰好をしなくてもよいが、少しボタンがカジュアルすぎる。焦げ茶のシックなボタンに変更したいと思う。

3)袖丈詰め
袖丈を3cmほど短くしたいが、本切羽なので袖口を詰めるわけにはいかない。そこで、袖山(肩との繋ぎ目)を詰める必要があり、通常の袖丈詰めの倍の費用がかかる(8,000~10,000円)。

そう考えると、オーダーの時に本切羽にしなければ、いずれ誰かに譲るとき袖口を詰められるので便利なのではないだろうか。

ところで、どこでお直しする予定かというと、リデザインクローゼットさんである。

ただし、コロナが落ち着くまでは当分お預けになるだろう。今回がお直し初体験になりそうなので、おすすめの場所があればぜひコメントに書き込んでいただけると幸いである。


Dr. モンブラン
◇自己紹介
https://note.com/dr_montblanc/n/n5fa8a3d1563d
◇研究Tips
https://note.com/dr_montblanc/m/mbb0f811bdee5
◇GarageBandチャレンジ
https://note.com/dr_montblanc/m/m667c833ca511
◇コーヒーブレイク
https://note.com/dr_montblanc/m/m81c359928444

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